テストが終わって1番後ろのやつが
答案を回収してまわる。

「もう終わりだぞ!早くしろよ!」

この言葉にぷつっと何かが切れた
音がした…

そいつの顔面をボコボコにして、顔中血だらけで、自分の手も血塗れ…
辺りにも血が吹き飛んでいた…

先生に抑えられ、気付いたら
そんな事になっていた。

自分でも怖かった。
切れて、訳が分からなくなってしまった事が。

四年の時の担任は若い女の先生だった。
多分、26才位だったと思うんだけど…定かではない…

大変な思いをさせちゃったな…
廊下で涙をボロボロ流しながら

「どうしたの?どうしたの?」

と言ってたなぁ。

元気かな?
先生…ゴメンなさい…

「世の中にゃ~暇なヤツがいるもんだね~」

「どうしたんだぃ」

「いやね、川で釣りしてる野郎を後ろで見てやがるヤツがいてよ~」

「いいじゃねぇか、見ててもよぉ」

「朝っから夕方までずぅーとだぜぇ」

「朝っからぁ?嘘だよぉ~そんな暇なヤツぁいるわきゃねぇよ~」

「嘘じゃぁねぇ~よ、ほんとだよぉ、いるんだって~、おいらぁ、そいつのことずぅーと見てたんだからよぉ」
「おう、熊!おめぇ酒たってんだって~」

「そうなんだよ、金毘羅さんに願掛けしてよ、向こう一年飲まねぇって決めたんだ」

「つまらねぇことしたもんだ。じゃぁよ~二年にして、1日おきに飲むってぇのはどうだい?」

「なるほど、そいつぁいい。今日から飲めらぁ」
「いっそのこと四年にしてもらって、毎日飲むかぁ」