京都の観光、影響は限定的 大阪北部地震1週間
大阪府北部地震は25日で発生から1週間となった。京都市内のホテルや旅館では一時、余震を懸念する観光客らの宿泊予約のキャンセルが相次いだ。現在は落ち着きを見せており、京都の観光産業に与える影響は限定的となっている。
リーガロイヤルホテル京都(下京区)では、普段で1日数件程度のキャンセルが、地震が発生した18日から23日までの6日間で計約210件に上った。そのうち4割が外国人客で、余震に関する問い合わせや不安の声が寄せられた。
同ホテルは「18、19日はキャンセルが多かった一方で、京都に足止めされた人の当日予約も多かったため、大きなマイナスにはならなかった」と話す。
京都センチュリーホテル(同区)でも、22日までに63件のキャンセルが発生。ウェスティン都ホテル京都(東山区)では、企業の研修旅行の宿泊予約が延期になったが、各ホテルとも現在は通常の予約状況に戻っているという。
中京区の旅館は、21、22日に修学旅行で宿泊予定だった神奈川県の中学校が計画を延期した以外、キャンセルはないという。担当者は「被害は軽微なので、問い合わせがあれば『大丈夫です』と答えている」と話す。同区の別の旅館も、愛知県内の小学校が20日の修学旅行を取りやめただけで、影響は小さいという。
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