すっかり自家焙煎ブログの様になっていますが、引き続き自家焙煎の話です。
今後の夏場や冬場の対策としていつまでも屋外で焙煎出来ませんので、いよいよ?満を持して台所での焙煎を行いました。
台所で焙煎する為に、用意したのはこの3つ
チャフ対策が必要ですので、周囲を囲う為のレンジパネル
これを組み合わせてガスコンロの上に焙煎スペースを構築しました。
このレンジパネルはガスコンロカバーよりわずかに横が大きかったのですが、外側を若干摘む様にすればジャストフィットする様に出来ました。
又、ポイントとしてレンジカバーへ張り付ける為の磁石がある事で、これでしっかりカバーに張り付いて隙間無く立てられ、チャフが隙間から溢れる事もありません。
又、ポイントとしてレンジカバーへ張り付ける為の磁石がある事で、これでしっかりカバーに張り付いて隙間無く立てられ、チャフが隙間から溢れる事もありません。


カバーの方はちゃんとガスコンロよりも高くなります。
普段使っているガスバーナーを乗せてみました。
カートリッジは今回新しく大きなサイズに買い替えました。
カートリッジは今回新しく大きなサイズに買い替えました。
これだと詰め替え時にCB缶2本分くらいは入るかも?

溶岩プレートを乗せて手網焙煎器も良い感じで乗ります。

自分はカセットコンロは使いませんが、カセットコンロを使う場合でも良い感じです。
自分がカセットコンロを使わないのは単純にアウトドア用のバーナーがあるのとカセットコンロが汚れると家人から叱られるからで笑、焙煎用と割り切れば別にカセットコンロでも良いんですけどね。

と言う事で取り敢えず焙煎開始

前回、外でやった時に結構時間が掛かったので、立ちっぱなしはキツイと思ってコントラバスを弾く時に使っている椅子を用意してこれに座って焙煎したので楽チンでした。

でもカバーがコンロから7センチくらいの高さになって、その上にコンロが乗って結構全体の高さが上がるので、高さが上がる椅子があると楽です。
前回は溶岩プレートを使った焙煎は初めてだったので、直火よりは少なかったものの、比較的に頻繁に揺すったりひっくり返したりしてたのと、屋外だった為、風の影響等を受けて周囲の温度が下がったのか焙煎に1時間も掛かってしまいましたが、今回は最初から乗せる時間を敢えて長くしてみました。
乗せて暫く放置して、ひっくり返して揺すって暫く放置と言う具合にやっていると前回と違って5分くらいで水分が抜けた感じで、これに加えてアルミパネルで遮蔽されている為、周囲の温度もある程度高い状態で保温されていた事で焙煎も早かったのだと思います。
加熱中はアルミパネルの内側のコンロに近い部分は外側でから計っても70度以上ありましたので要注意です。

結局、直火焙煎とそれ程変わらない程度の時間で焙煎が進んでいる様で、10分過ぎくらいから1ハゼが始まり、15分くらいがピークでしたね。

その後、暫くして、20分過ぎくらいから2ハゼが始まりました。
溶岩プレート上で放置していると相当高温になる様で、あっと言う間に煙が出てきますから、それなりに手に持ってひっくり返すと言う作業も必要です。

トータルで30分くらい焙煎しましたが、直火よりもやや長い程度で焙煎が終了しました。
今回は途中ひっくり返して揺すったりと言うのも勿論やりましたが、前回より頻度が少なく、乗せてる時間が長かったですね。

結果的には非常に綺麗に焙煎が出来ました。
加熱後の冷却は既に紹介している、熱い豆を紙袋へ入れてドライアーの冷風を送りながら紙袋を動かして豆を揺すって冷却する紙袋方式。
ザッザッと言う音が小豆洗いみたいで、袋の中で豆が踊るのを見てるのは面白いです笑
自分の経験ではやはりこれが最も急速冷却出来ますし、冷風と豆が踊る勢いでチャフも紙袋の外へ飛び出して一石二鳥ですが、これは外でやらないと袋から飛び出して周囲がチャフだらけになります笑
私も勝手口を開けて外でやりました。

焙煎後の状態ですが、やはり結構チャフが飛んでますね。
焙煎している時は網を開けて中の口で軽く吹き飛ばしてましたが、それで充分だった様です。
ちなみに、前回の時も書きましたが、火を止めてから溶岩プレートが冷却されるまでかなり掛かりますので、すぐに片付けが出来ません。
バーベキュー用の手袋は持ってますが、何度になっているのか測定出来ないので、暫くは他の片付け等をして、その後、バーベキュー用の手袋で端を両手で持って勝手口の日陰へ置いて放置して冷却しました。
小さな子どもさんが居る所では知らずに触って危険かもしれませんので扱いに注意して下さい。
溶岩プレートは2回めの使用ですが、相変わらず何も変わった所がありません。
さすがのクオリティで、単に加熱するだけなら何度でも繰り返し使えるのでは無いかと思います。
又、煙は、長く置き過ぎると出るのですが、直火焙煎の様に燃える事が無いので、換気扇もあってか、煙は殆ど気にならない感じで、家人が帰ってきて台所に立ちましたが、全く臭いがしないと言ってました。
又、煙は、長く置き過ぎると出るのですが、直火焙煎の様に燃える事が無いので、換気扇もあってか、煙は殆ど気にならない感じで、家人が帰ってきて台所に立ちましたが、全く臭いがしないと言ってました。

前の記事でも書きましたが、溶岩プレートで焙煎する時に出るチャフはこの様に塊でパカッと外れている物が多く、直火が当たらないので殆ど燃えずに網の中に残っているので、焙煎の邪魔にならない様に時々網を開けて吹き飛ばしてました。

前回の時は口で飛ばしてましたが、衛生的にどうなん?笑と思って今回はこれを使いました。
これ、昔のフィルムカメラ時代にあった「ネガブラシ」と言うやつで、先はブラシとなっているのですが、これが外れて3個の穴が空いているゴムをペコペコすると風が出てくるので目的の場所のチャフを的確に飛ばしてくれます。
まあ、こんな物を持っている人は少ないと思いますが廃物利用ですね。
熱対策だけでなく、耐熱シートを敷いていれば、チャフを集めて捨てるのも楽です。

コンロカバーの上に残ったチャフはこのブラシで集めてゴミ袋へ入れました。
このブラシも廃物利用で、昔、CAD等が無かった時代に「ドラフタ」と言う手書きの図面台があって、そこで消しゴムを使った後に掃除していた物です。これも廃物利用ですね笑
まさか、このブラシも珈琲のチャフ掃除に使われるとは思ってなかったかもしれません。

片付けが済んでも、もう一作業。
アイスコーヒー用に先週深入り焙煎していた豆があったので、これを使ってアイスコーヒーを作ろうと思ってたのですが、調べるとHARIOの製品で(HARIOの回し者か!?)で水出しコーヒー用のボトルと言うのがあったので手に入れてました。
他の製品も検討しましたが、結局、機能やコスパでこれにしました。
アイスコーヒーを作るボトルと言うのもあったのですが、こちらは普通にお湯でドリップしたコーヒーを流し入れると氷を溜めている部分に掛かると言うだけの物で、お湯でペーパードリップした珈琲って脂分とかがフィルターされてしまっているので、これを薄めても風味がイマイチになりますよね。
この水出しコーヒー用のボトルだと、粉を入れる部分が内部にあって、後は水に浸透するだけと言うシンプルな作りなので味がそのまま出るんじゃないかと思います。

ただ、この水出しコーヒーって粉も55グラム程使うので、自分の持っているHARIOのミルだと2回分以上はありましたが、電動なので楽でした笑
で、さて水を入れようと思って、うっかり!
水を汲んでませんでした。
すぐにバッグを持って車で数分の場所にある湧水まで水汲みに行きました笑
湧水がすぐに汲めるなんて珈琲(焼酎)好きにはたまらない環境ですよね笑
バッグも3Lくらいのサイズなので、この程度の量でも5分くらいで溜まります。
水を頂く時は必ず、湧水の出ている奥にあるこの社へ参拝しますので、車で移動しているよりも汲んでいる時間の方が長いかも笑
自宅へ戻って汲んで来たばかりの湧水をボトルへ入れて冷蔵庫へ!
出来上がりが楽しみです。
8時間後、しっかりコーヒー色になってました。
試飲してみましたが、熱いコーヒーが冷たくなった感じ笑
要するにホットコーヒーの風味がそのままで、冷たくなっていると言う事です。
ただ、ペーパーで濾過していないからか、見た目がやや濁った感じがします。
ボトルの説明書には中を出した方が良いとは書いて無かったのですが、ある程度時間が経ったら粉は出した方が良いかもしれません。
取り敢えず、初回はそのままで飲みます。
それと焙煎のテクニックの問題で、もう少し苦くても良いかなと言う感じですね。
これに関しては一度アイスコーヒー用の粉でも買ってきて確認します。
水出しの後に、本日焙煎した物を飲んでみました。
今日の豆は「エチオピア イルガチェフェ イディド」と言う豆でしたが、溶岩プレートで焙煎した特徴のスッキリしてクリアな味わいに香ばしさと軽い酸味のバランスが良い印象でした。