人によって弦を交換する頻度はそれぞれだと思うが、自分の場合はどうも4ヶ月くらいで音色が変わるのが気になる様で、この前2回はほぼ4ヶ月で交換している。
コントラバスだと半年から1年と言うところだが、チェロは弦が細く音色が明るい事もあってもっと早めに違いが出るのだろう。
チェロでも低いC線やG線はまだ替えなくとも良いかなぁと思うが、替える時は一気に替えないとトーンの変化が良く分からないので一緒に替えている。
今回購入したのは
A ラーセン ソリスト
D エヴァ・ピラッツィ ゴールド
G ラーセン マグナコア
C スピロコア タングステン
最近、下の2本はすっかり定番化して来た感じで、A,Dを毎回違う種類にしている。
エヴァ・ピラッツィのゴールドは初めて使うが、飾り糸がラーセンと同じ様な感じなので楽器に張ってみると、前に張っていたラーセン マグナコアのA,Dと代わり映えしない。
そもそもエヴァ・ピラッツィのゴールドと言うくらいで、巻線は金かと思ったら特に金色では無かった(当たり前かw)
エヴァ・ピラッツィのゴールドはテンションが高く、音量も充分で、ソリストと比べると華やかさは少ないが、こちらもしっかり音が出ている様で、意図的に選んだ訳では無いが、ラーセンのソリストと音色が合っており、全体のバランスも非常に良い。
前のラーセンマグナコアのみの組み合わせの場合(楽器の値段にもよるかもしれないが)D線の音色が沈みがちだったが、D線がパワフルになってバランスが良くなった感じだ。
但し、自分の場合は逆カザルス巻(自分が作った造語なのでそんな言葉は無いが)をしてA線とD線で巻くペグを入れ替えている。
これをやる事で、A線は音に伸びが出て倍音も増え、D線は張りのある力強い音になる。
いつも弦を替える時は一度は普通に巻いてみるのだが、普通に巻くとD線は伸びがあり過ぎて緊張感の無い音色になり、A線は逆に余裕の無いキツい音色になるのですぐにこの逆カザルス巻にしている。
これによってAとDのペグボックス内のアウターレングスの長さが変わる為、音色が変わるのは分かるが、実はC線の音色も変わる様で、普通に巻くと何故かC線のパワフル感が減る。
普段ずっと逆カザルス巻にしてるので気が付かなかったが、これに関しては理由は分からない。
ちなみに、この巻き方に関しては以下の私の記事を読んで欲しい。
http://ameblo.jp/iphone-fan/entry-11746378423.html
さて、新しくなった弦で年末まで自分のオーケストラの定期と年末にあるジルベスターコンサートの2回の本番へ臨む。