危機管理能力の無いオヤジを持つとこうなる | iPhone De Blog

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2009年12月7日からスタート
iPhone3GSからiPhoneユーザのLEONがiPhoneやAndroidなどを中心にしたデジタル系ガジェット、IT関連ネタ、趣味のコントラバスやチェロを中心としたクラシックネタ、2022年から始めた自家焙煎に関する話や日常の話まで幅広く書いてます。

今朝は接近した台風12号の影響で朝から激しい雨が降ってる。

先日、マスコミが大騒ぎした台風よりは遥かに影響が大きく、この後も11号(何故数字の小さい方が後なのか分からないが発生場所や順番の関係だろう)

本当は田主丸へ旬の巨峰を買いに行こうかと思ってたが、この天気なのであきらめて朝はゆっくり起きて新聞など眺めてたらこんな記事があった。

パッと見出しを見て、あーかわいそうにと思って中を読んでみたら、呆れて益々かわいそうになった。

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元々、親子四人で来てたらしい。

このキャンプ場は川を渡って行く四駆専用の中洲のサイトがあり、そこを四駆で渡ってキャンプしてたらしい。

ここ最近の天気はいつ降ってもおかしくない状況だったのに、このオヤジは無鉄砲か車に余程自信があったのか中洲を渡って行った様だ。

会社経営とあるから、車も結構な四駆に乗って、家族に「どうだ~すごいだろ~」とか言いながら渡って行ったんだろう。

と、そこまでは良かったが、案の定、雨が降り出し増水した為、キャンプ場から避難する様に言われ、再び、川を渡って行く途中に車が横転してしまい、車の窓を蹴破って妻と子どもを出したが、母子三人は流されて、結局、助かったのはオヤジ1人と言う事らしい。

あまりのアホさ加減に呆れて、益々、亡くなった、特に子どもがかわいそうになった。

結局、このオヤジは四度判断を誤ってる。

一つは最初に渡った事。

こういう場合に、幾ら四駆に乗って様が戦車じゃないんだから少し増水したら危険だ。と言う事を子どもに説明して、せっかく来たと言っても、正しい判断をする事の大切さを教えないといけない。

でなければ、今回仮に運良く雨が降らなかったとしても、いつか本人か子どもは命を落としただろう。

二つ目は激しく降り出す前に戻らなかった事。

既に天候は悪かった筈で、雨が降り出した渓流は上から色々流れて来るので怖い。

渡るまでは仕方ないにしても、天候には注意を払って、少しでも様子が変なら、例え調理の途中でも、最初の判断ミスを反省してすぐに片付けて戻るべきだった。

三つ目は避難指示を受けて川を渡った事。

どのくらいの状況か分からないが、既に雨が降り出して増水した川を渡る事はそれこそ、あっと言う間に流されるので非常に危険だ。

特に車の場合、正面は多少抵抗出来ても横からの力には耐えられないので呆気なく横転する。

風でトラックが倒れるのと同じだ。

そもそも、環境の為にも川を渡ると言うのは余程の事が無いとやらない方が良く、そう言う行為そのものが四駆乗りの馬鹿自慢と思うし、そう言うキャンプ場があるというのも馬鹿が沢山居るからなのだろう。

その場の状況が良く分からないが、幾ら指示があっても、僕なら絶対移動しない。

こんな大切な時に他人に、それも売店の人間に判断を任せたのが失敗だ。

増水と言っても中洲が埋め尽くされる前に多少の時間はあった筈なので、中洲の真ん中へ車を移動させて、川上側へ向けて車で待機して携帯で消防へ連絡して救助を頼む。

恥ずかしいもへったくれも無い。
そこまで判断ミスした自分の責任だ。

真ん中へ行くのは出来るだけ時間を稼ぐ為、川上側へ車を向けるのは水が来た時に川の水の抵抗を出来るだけ少なくしながら、川の様子を見る為と、必要に応じて動ける様にする為。

四駆なので、流れが正面から来ても、エンジンを掛ければ正面なら少しでも長く頑張れる筈だ。

そうやって救助を待つ。

何でもそうだが、たいてい無闇に動かない方が良い場合の方が多い。

四つ目は窓を破った事。

パニックになったのかもしれないが、車は窓を閉めてれば多少の時間は沈まない。

まして四駆なら横になっても前輪タイヤは動く筈なので、ハンドルをきって車を立て直す事も出来たかもしれない。

体力に自信があったのか知らないがアクション映画じゃあるまいし、窓を蹴破っても何の得もない。

結局、この四つの判断と行動の誤りで、妻子もろとも溺れ死んでしまった。

最後の一つは余程の判断力と偶然が無いと助からないかもしれないが、仮にどうしてもそれをやらなければならないなら、もし車が倒れた時の事を考えてから移動するべきで、例えば、浮くものを身に付けさせるとか身体をロープで縛る等の充分をする等をして、身体と心の準備が出来ていればそんなパニックも起こさなかった筈だ。

少なくともそれ以前に三回はちゃんと考える時間もあったろうし、子ども達は死ななくても良いチャンスは沢山あった。

そう言うチャンスは後になる程クリティカルになるので、結局、一番最初の判断ミスが全てに繋がっている。

ちなみに、先に書いた事は元々知識も経験もある訳ではなく、これまで身に付けた知識から類推しただけだ。

受験勉強ばかりやって社会は乗り切れても、自然相手には受験勉強は通用しない。

与えられたら状況の中で身に付けた知識を利用出来るかが重要だ。

結局、せっかく神様が与えた三回のチャンスも逃してしまったこのオヤジ。

もしかしたら、自分の責任をキャンプ場に責任転嫁する可能性もある。

最近の危機管理能力が無い平和ボケの人間が良くやる事だ。

もし、そうなったら五回目の判断ミスをする事になる。

ただ、別にこのオヤジ1人だけではない。

最近、こういう日本人が増えた様な気がするので例として紹介したが、普段でも小さな子どもの手も引かずに1人で格好良く前を歩いてる若いオヤジを見る。

先日も、地下鉄の改札で、先にオヤジが出て、その後、子どもが切符を入れて通ろうとしたら「乗り越しです」と言う音声と共にゲートが閉まって子どもだけが残されてしまった。

このオヤジは何も気が付かずにサッサと先を行って、子どもも父親を呼ぼうとするがパニックになったのか、大きな声が出ない。

僕はこの馬鹿親子の為にも、知らん顔して様子を見てるとやっと気が付いたオヤジが引き返して来た。

結局、こういうオヤジもそのうち子どもの命を危険にさらす事があるかもしれない。

こういう、巷に沢山居る平和ボケの日本のオヤジどもがマスコミの言うまま、アベノミクスだと浮かれながら自民党へ投票して、結局、自分の子ども達を戦地へ送り込もうとしている。

神様はまだチャンスを残してる筈なので、そこで判断ミスをしない様にして欲しいものだ。