現代では個人情報は電話帳と同じレベル | iPhone De Blog

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2009年12月7日からスタート
iPhone3GSからiPhoneユーザのLEONがiPhoneやAndroidなどを中心にしたデジタル系ガジェット、IT関連ネタ、趣味のコントラバスやチェロを中心としたクラシックネタ、2022年から始めた自家焙煎に関する話や日常の話まで幅広く書いてます。

最近、ベネッセのデータ流出が話題になってるが、これは他人事ではない。

Androidの怖いところはアプリの権限がアプリ側に任せられてるって事だ。

iPhoneのiOSも基本そうだけど、マーケットへ出る前に、Apple側の審査があるので、変な権限を設定すると通らない。

例えば、表計算アプリなのに連絡先とかへアクセスするような権限を持たせてる場合など引っ掛かるかもしれない(審査に掛けた事が無いので分からんが)。

しかし、Androidはそのチェックをするのはユーザーの責任なので、うっかりすると怪しいアプリが紛れ込む可能性もある。

Androidが危険と言われるのはそこに理由がある。

たまに面白そうなアプリでも、インストールする時やした後に権限を見ると先の様に表計算アプリなのに連絡先へアクセスすると言うアプリ(実際にあった)みたいなのがあるので、怪しいのは入れてもすぐに削除する場合もあるが、このATOKの様に良く名前が知られている企業が有償で出しているアプリでも、そう言う機能があったりする。


連絡先データの読み込みはともかく、通話履歴の読み込みなんて単なる日本語変換ソフトに不必要だろうと思われるが、有償で購入した上、便利だから使ってるだけで、ATOKはフルインターネットアクセスも出来るので、その気になったらジャストシステムはこれを使って連絡先情報を全て抜ける。

以前、韓国産のSimejiがそれをやってそれがバレたが、ATOKも可能性が無い訳では無い。

ジャストシステムが先のベネッセで情報を買ってるとこからしても危険性は充分あるし、仮にそうされても許可してるんだから文句は言えない。

これはATOKに限らず、Googleのアプリも殆どは連絡先情報などの個人情報へAccess出来る様になっている。

しかし、だからiPhoneを使おうと言う発想に繋がる訳では無い。

何故ならおおっぴらにアドレスを抜いていくのにLINEは承認されてる訳で、場合によって承認されるものもあると言う事だ。

何よりAppleが全てを掴んでると言う事はアメリカが全て握ってるのは間違いない。

う言う事から、結局、AndroidにしてもiPhoneにしても『スマホの中のアドレスや個人情報と言うのは持ち出される前提で使う方が良い』と言うのが僕の考え。

自分の住所、名前、携帯番号、家電話やメールアドレスと言ったものは昔の電話帳と同じで、公開されてると認識した方が良いだろう。


今はそう言うものは個人情報とは言えなくなって来ているのだ。


その上で、極力、自分の身を守り、友達の情報を渡さない様にする為にはスマホには詳しい情報を入れないのが一番良いと言う事になる。

僕の場合、連絡先には最低限の情報しか登録しないし、使用者(自分)の情報も登録していない。

つまり使用者情報に自分の住所や細かい個人情報などをご丁寧に登録しておけば持って行って下さいと言ってる様なものだ。

登録している連絡先の知人は最低限名前(場合にはニックネーム)と電話番号、メールアドレス程度で、住所管理は別にパソコンの年賀状ソフトなどでやっているのでそれ以外の情報は一切登録していない。

そうしていても公開されていると言う事を前提にすれば、それだけでなく、怪しいメールを開かないと言うものから、携帯に知らない番号から電話が掛かってきたら受けても「もしもし」と言ううだけで、自分から名乗らないと言う具合に、日頃の行動にも気を付けなければならない。

ホントやれやれだけど、便利な物の陰には必ずそれを悪用しようとする人間が居ること忘れちゃいけない。


そう言う意味で、こことは別にやっているFacebookに関しても基本こちらから友達申請はしない様にしている。

もし、何らかの油断があってアカウントが乗っ取られたりすれば僕の友達として登録している人達に迷惑が掛かるからだ。


だからと言って、そう言う情報を大量に収集している企業が盗まれても良いと言う訳では無い。

それだけの膨大な個人情報を集めて企業活動に利用している以上、情報が流出しない様にしなければならないのは当然で、もし流出した場合に、どういう対応を行うかどうかが企業の信頼に繋がる訳だ。

しかし、今回の流出の様子を見ると、それらの情報は原発の管理同様、丸投げの丸投げと言う形で、盗まれても当然という様な程度の扱いだ。

日頃からそう言う情報を使って、要らんDMをバンバン送って商売をしている会社がどういう対応をするのか興味深いところだ。