僕はエキストラが多いので、一つの演奏会が終わる頃には次の楽譜が届くと言う事が多いのだが、先日、某市民オーケストラから楽譜が届いたので開けてみたらこれだった。
大学オーケストラでは先ずそう言う事は無いが、市民オーケストラ関係ではたまにある。
製本もされずにステープラーで閉じただけで、それなら、最終的にこちらで製本作業する必要があるなら、閉じて貰わない方がありがたい。
楽譜の中には郵送費の削減か、折り曲げられて入った物もあった(笑)
丁寧なところは封筒にダンボールを入れて、外側には「折り曲げ厳禁」などと書いて来る団体もあると言うのに。。
まあ、折り曲げられてる物も、メインの曲も既に弾いたことがあり、ちゃんと製本された物は持っているが、送られた楽譜を使わずに自分の楽譜にボウイングだけ書き込むか、書いてあるボウイングを見ると、持っている物とは随分違うので、これだけの物を消して書きなおすのも面倒なので製本するか迷うところだ。
まあ、市民オーケストラなんて任意の団体だし、団体によって考えがあるのかもしれないが、それにしても、こういうのを見るとトラに行く気も萎えるし、否定はしないが、僕はそう言う団体には客演しなくとも良いと思っている。
酷いところになると、以前頼まれたところは、第九で、楽譜の枚数も多いのに、どさっと製本せずに送って来た。
その時点で降りたかったが、指揮者が友達だったので、指揮者から直接頼まれて、コントラバスはメンバー不在で全員エキストラで、おまけに客演トップ。
おまけに、その指揮者がヴァイオリン弾きで、そいつが書いたボウイングが結構変わったボウイング。
書き写すのも面倒だし、コントラバスパートの人数が少ない為、トップは責任重大の為、めくりで遅れそうになるページは、楽になるように、わざわざこちらでコピーをして二重に貼って前もってめくれる様にしたりして製本した。
ところが、本番直前に、その楽譜を回収すると、そこの団体が言い出したので、さすがに
「回収するのであれば、ちゃんと製本した楽譜を送付しろ。こっちはあんたのところの楽譜係じゃないんだよ」と怒った。
エキストラを頼んでおいて、製本までさせて、その楽譜を回収して又使おうなんてのは虫がいいにも程がある。
当然、今はそこは断ってるので縁がないが、未だに酷いことをあれこれやっているらしく、早めに縁を切っていて良かった。
こういう話は大学オケでは聞かないし、だからと言うわけでは無いが、大学オケの方が演奏会への情熱とかエネルギーが市民オーケストラとは違うので、行くのも楽しい。
先の楽譜を送って来た市民オーケストラもヴァイオリンやチェロに大学時代からの知人が居て、そちらの知人の一人から頼まれて出演を引き受けたが、団体の場所も自宅からだと50kmくらい離れている場所で、たいして交通費も出ないので、都市高速道路を使って5回も練習に出れば赤字な団体。
それでも、僕はアマチュアなので所詮「道楽」なので付き合いにしても、やはりこの楽譜を見ただけでテンションは下がる。