昨日、長男が使わなくなったアナログのHDDレコーダを貰いに来た。
地デジチューナーを使えば大丈夫?と聞かれたので、そりゃそうやろうと答えていたがどうも話が違うようだ。
今日、一緒に晩飯を食おうと誘ったので、夜、家に来た時にどうだったと聞くと、近所のホームセンターへ行ったら、レコーダ用の地デジチューナーなど無いと言われたらしい。
なんでやろうと思って、その場でネット調べると理由が分かった。
地デジチューナーと言うのは、地上デジタル放送を受信してRGBのアナログ信号へ変換する物だったのだ。
要するに、これまでのアナログ機器を単なるモニターとして利用する物で、何故リモコンが付いているのか不思議だったが、それならリモコンが必要になるだろう。
まあ、確かにこれまでのアナログテレビをそのまま使えるのは使えるが。。
僕は地上デジタル放送をアナログへ変換して、これまでのアナログアンテナの入力端子へ接続して使うものだと思っていたが、そういう事はできない様だ。
そうなるとレコーダの場合は、モニターと言うよりも録画で利用する物であると同時に予約録画などは必須になるのだが、当然、番組情報等を電波から受信できないので、予約もできないし、手動操作で録画開始停止をしなければならないと言う事になる。
んなもん使えるわけないやろ~!
幸い、TVはデジタル放送対応でHDDレコーダ共に東芝だった為、マニュアルを読むと、TV側で録画予約をして、対応するHDDレコーダを接続すると録画が出来る機能を見つけたので、それを利用すれば地デジチューナーを使わずとも、レコーダを使うことが出来る様だが、何だかなぁ。である。
息子もレコーダまで手が回らないのでと言う事で貰いに来たのだが、そういう家庭が多いのでは無いだろうか。今回そう言うアナウンスは全く無かったと思う。
僕は元よりレコーダを買い換えるつもりだったので地デジチューナーに関して詳しく調べなかったが、良く分からずに使えなくなった人が多いのでは無いだろうか。
一つだけ分からないのは、結局、誰のための地デジ化だったのだかだ。
まだ使えるのに、地デジ化で使えなくなって廃棄された製品はリサイクル費用を払って処分するか、無料で回収して東南アジア方面へ売却する闇屋へ渡すくらいしか無いが、これが本当に国民が望んでいる方向だったのか?
これは、今でも分からない。