八雲塗りの急須 | iPhone De Blog

iPhone De Blog

2009年12月7日からスタート
iPhone3GSからiPhoneユーザのLEONがiPhoneやAndroidなどを中心にしたデジタル系ガジェット、IT関連ネタ、趣味のコントラバスやチェロを中心としたクラシックネタ、2022年から始めた自家焙煎に関する話や日常の話まで幅広く書いてます。

先日、福岡三越のこの広告が目にとまった目

photo:01


八雲塗なんて初めて知ったが、何とも美しい色合いに惹かれて、仕事も一段落したので出掛けてみた。

勿論、冷やかしのつもりだったが、この山根漆器店の社長=これを作った職人さんでもある。から「態々見に来てくれたのだから、勉強します」と言われて。。

※写真は社長さんにブログへ載せるのでと言う事で品物と一緒に写って貰った。

photo:02

結局買ってしまったにひひあせる

ま、これも縁だなぁ。。
又、弦楽器をやっている人間としては、何となく弦楽器の雰囲気に近いと言うのも気に入った点の一つだ。

photo:03


八雲塗とは島根県の特産で


『明治時代初期、松江の塗師坂田平一が、中国の漆器にヒントを得て創案し、出雲の古歌「八雲立つ」より八雲塗と命名された。
塗りこめられた素地に、様々な色調の色漆、青貝金銀粉を用いて文様を描きあげた後、その上に順良な天然透漆を塗り重ね、伝統技法により研ぎ出して仕上げる。

年月を経るごとにこの透漆が透明度を増し、、描かれた文様が色鮮やかに浮かび上がるのが、他の産地にはない、八雲塗りの最大の特徴である。
【製造過程】素地成型→下地塗→中塗→上塗→中研→絵付け→木地蝋漆塗→蝋色研→摺漆→蝋色磨→完成

とあるように、この色漆や螺鈿の模様が使い込むとより美しく浮かび上がってくるのだ。
photo:04

木工製品だが、木目も中々美しく、木工としても立派なものだ。

photo:05


photo:06


photo:07


photo:08


帰って早速お茶を煎れてみたニコニコ

photo:09



新しいので、まだ漆の匂いが強烈だが、程よいサイズで、丁度、去年、高取焼の窯元をやっている友人がくれた湯のみで2杯分くらい入る。

木製品なので非常に軽い。
しかし、本体はかなり厚みがあるので、熱いお湯を入れても磁器や陶器の急須の様に熱くならないのも良い。
逆に言えば保温性が良いとも言えるだろう。

今から夏で、熱いお茶の時期はもう少し先だが、そのくらいには漆の匂いも抜けてるのでは無いだろうか。

大切に使えばかなり長い間使えると言う事で、花の色が鮮やかになっていくのも楽しみだ。