ニュージーランドのニュースが徐々に入って来ている。
語学学校の生徒が被災したビル倒壊現場からは遺体が多く見つかっている様だが、救助隊は最後まで望みを捨てずに頑張ってほしい。
昨日の新聞を見ると、11人が助かり、行方不明が11人と丁度半分だった様だが、一体何が違ったのだろう。
恐らく、何も違わない筈だ。
ほんの少し歯車が違っただけで、人間の運命なんて変わってしまう。
ニュージーランドは地震の多い場所なのは間違いない。
しかし、そこで地震に遭うかどうかはその人の運命だ。
誰も地震が起こるとは思っていなかっただろうし、行かなければ被災することは無かったかもしれないが、日本にいても交通事故で亡くなるかもしれない。
人間はいつか必ず死ぬ。
それははっきりしている。
分からないのは、それがいつ何処で来るかだ。
それは年齢には関係ない。
今日出来る事は今日やれれば一番良いが、中々難しいかもしれない。
只、今日言えることを今日言うことは出来るかもしれない。
「ごめんなさい」「ありがとう」「すきです」
ほんの短い言葉でも、言えずに後悔する事が無い様にしたいものだ。
この様な、いわゆる、自分の手ではどうしようも出来ない「災害」のニュースを聞くたびに、犠牲になった人達は、自分達の大切な命で、我々に今を大切に生きる事を教えてくれているのだと思う。
既に遺体で発見された皆さんのご冥福をお祈りします。