僕の本業はRIA(リッチインターネットアプリケーション)と言われるシステムの開発だ。
今日は少し本業の紹介(PR?)もしてみよう。
通常、RIAはブラウザを通じて利用する物だが、Adobe社が提供しているAIR(エアー)と言うシステムは少し面白い特徴があるので紹介する。
例えば、このClockLink.comは、フリーで、非常に正確な時間を表示する様々なデザインの時計を提供しているサイトだ。
http://www.clocklink.com/index.php
例えば、これはアナログ時計
これはデジタル時計
ブラウザの画面コピーなので全部を掲載していないが、もっと多くの種類があるし、これ以外にも面白いデザインの時計があり、企業用にカスタム時計も製作している。
※サイトの左側に時計のメニューがある。
これらの時計はAdobe社のFlashで作られているが、この時計が表示している時間はClockLinkが運営しているタイムサーバと同期している為、電波時計の様に非常に正確だ。
時計によっては色や大きさ、タイムゾーンと言われる時間帯も変えられるので、日本時間以外に、ニューヨーク時間等の設定をする事も可能だ。
使い方は非常に簡単で、使いたい時計の下にある「View HTML Tag」と言うボタンをクリックすると下の同意画面が表示される。
「Accept」をクリックすると時計によって違うが、以下の場合は色やサイズなどが変えられるので任意に変更する。
重要なのはTimezoneだが、これは日本の場合は「JST:Japan Time(GMT+09:00)」を選択すると良い。
後は、出来上がったタグが下に表示されるので、これをコピー&ペーストで自分のWEBサイトのソースへ貼り付ければ良い。大抵は上の方のタグで良いだろう。
只、折角、沢山あるデザインの正確な時計をデスクトップへ置きたく無いだろうか?
これは僕が今このブログを書いているPCのデスクトップの画面ハードコピーだが、右上に、この例で使っている時計が表示されいてるのが分かるだろうか?
これを実現しているのがAIRなのだ。
まあ、AIRと言うのはAdobeの専用ブラウザと言っても良いかもしれないが、この様に「透過ウィンドウ」と言う様に普通のウィンドウ表示を全くせずに表示する事も可能なので、この様な物を作る事が出来る。
このAIRアプリケーションは「ClockLink」と言う名前を付けているが、この時計はマウスで好きな場所へドラッグ出来る様にしてあり、常に画面の一番上へ表示される様になっている。
又、移動した場合は自分の位置を記憶しているので電源を切っても、又、PCを立ち上げると同じ場所へ表示される。
時計の設定は簡単で、この「ClockLink」にフォーカスが当たっている間(プログラムが選択された状態と言っても良い。例えばマウスを上に持って行って右クリックする等)、何かのキーを押すとコントロールパネルが表示される。
このコントロールパネル上の設定ボタンをクリックすると下の様に設定パネルが表示される様になっている。
ここへコピーしたタグを「image path」と言う部分に貼り付けて、表示ボタンをクリックすると、ペーストされたタグが、このソフトで使える形へ修整されて、この様にデスクトップ上へ表示される。
又、スライダーで大きさも自由に変更出来るので、タグの方でサイズを設定する必要は無い。
※Flashの場合はサイズが拡大しても綺麗に表示されると言う点も見逃せない。
設定が出来れば、保存ボタンを押せば、この時計の情報が保存されて、適当な場所へ置けば終了だ。
AIRと言うのはインストール可能なプログラムなので、例えば、Windowsならばスタートメニューへ登録しておけば毎回同じ場所に同じサイズで表示される事になる。
デザインに飽きれば、違う物を同様な方法で入れ換える事が出来る。
ちなみに、これは画像ビュワーの機能もあるので、この様に、この「ClockLink」アプリケーションの上へ画像をドラッグ&ドロップすると
この様に画像をデスクトップへ表示する事も出来るし、このサイズも任意に変更できる。
このClockLinkのサイトにも「壁紙」と言うジャンルでデスクトップで利用出来る時計があるのだが、種類が少なく、壁紙と言う位で、常に一番上に来る事は無いし、時計の場所も大きさも変更は出来ない。
それに対して、こちらのアプリケーションの場合は、全てのデザインが利用でき、大きさも位置も任意であり、常に一番上に表示さると言うのは時計の目的としては非常に重要だと思っている。
これで、大事な約束を忘れて遅刻する心配も無いと言う訳だ(笑)
ちなみに、このClockLinkは在米の知人から紹介された会社が運営していて、当初はこのAIRアプリケーションをClockLinkの提供するサービスの一つとする予定だったが、この利用価値が今ひとつアメリカ側へ理解して貰えなかった為、日の目を見てない。
個人的には非常に便利だと思っているのだが、そう言う訳で、今の所、このアプリケーションは一般では入手できない。
AIRは今後Android上で動作する事が予定されているので、この技術そのものも将来性は高いのだが、こちらサイドでビジネス展開する予算も無いので、興味を持たれた企業があれば御一報を!