4人に1人は年収200万円以下の時代が来た

2009年の民間給与統計実態調査の発表が9月28日にあったが、その結果、年収が200万円以下の層は前年から32万人増加して1099万人となった。

この数は前年から32万4000人増加で、民間給与所得者の24.4％であり、4人1人は年収200万以下と言う事になる。

10000万人を超えるのは４年連続だ。

又、年収100万円以下の層も2008年に前年比16万9000人、2009年にも同15万8000人増え、399万人になった。

この数は年々増加している一方で、1999年からの10年間で、年収2000万を超える富裕層も2.2万人増加している。

これまで「一億総中流化」と言われていたのは、既に過去のもので「一億総貧困化」の時代を本格的に迎えていると言って良いだろう。

先日終わった人気ドラマ「ジョーカー」で、悲しいシーンでも悲しく見えない堺雅人が、悪人を麻酔銃で捕らえて私設刑務所へ送るシーンで「お前に明日は来ない」と言うセリフを毎回言っていたが、我々に明日は来るのだろうか。