FONルータは ふぉんとにお徳か? SOFTBANKのWiFi戦略 | iPhone De Blog

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2009年12月7日からスタート
iPhone3GSからiPhoneユーザのLEONがiPhoneやAndroidなどを中心にしたデジタル系ガジェット、IT関連ネタ、趣味のコントラバスやチェロを中心としたクラシックネタ、2022年から始めた自家焙煎に関する話や日常の話まで幅広く書いてます。

って詰まらんダジャレを言いながら、FONルータを入れてみた。

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今日は久しぶりに本格的なiPhone関連の話題だ。


最近は知らないが、以前から、iPhoneを購入するとこのWiFiルータをタダで配っていた様だ。

僕は3GSを去年購入したが、その時はそう言うキャンペーンはやっていなかったと思う。

只、以前から、事務所のWiFiルータが調子悪くて、困るほどでは無いがiPhone等でWiFiを使えなかったので、何か安いのを探していたら偶然このページを見つけた。


なるほど。SOFTBANKは3G回線が貧弱だ。

WiFiルータをタダで配っても、3G回線の負荷を減らすのはSOFTBANKにとってはアンテナを増やすよりもお得だろう。


結局、このWiFiルータの元には他社のブロードバンド回線がある訳で、簡単に言えば「他人のふんどしで相撲を取る」と言う孫正義らしい戦略だ。


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http://onlineshop.mb.softbank.jp/ols/html/service/wifi_router.html


ここで、自番号情報等色々入れるだけで申込が出来る。


僕はiPhoneもオンラインで購入して、SOFTBANKショップへ行った事は無いが、ショップでも貰える筈。

僕の場合は、このオンラインで注文した。


※ちなみにこのページは、オンラインショップからはリンクされてない様だ。


とりあえず、条件のページがあったので掲載しておく


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条件としては、ここにある様に、契約プランを変更する必要がある。

これまでは、従量制のプランだったのが、フラットと言う定額制になる。

確かに、考え様によっては、WiFiの頻度が上がれば、3GSの使用量が下がり、上限まで行かないユーザが出てくる可能性があり、それなら、定額の方が収益は確実だ。この辺もSOFTBANKらしい。


が、僕の場合は地下鉄の中等で利用する事が圧倒的に多く、これまで使って来た経験では、パケット量が最大金額以下になる事は無いと考え、問題無いと判断して申込みした。


その後1週間ちょいで程度でこれを送って来た。


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箱の中には本体と、ACアダプタ、LANケーブルと取扱説明書。


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LANケーブルは薄いタイプだったので、これは持ち歩き用にして、手持ちのケーブルを使って、サクっと接続。

ここの場合はNTTのブロードバンドルータの下にスイッチングハブを繋げていて、その下に繋いでみた。

ルータのDHCP機能を使っているので特に問題無く繋がった様だ。


iPhoneからの設定方法は丁寧に登録方法等があるので特に困らない。

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この辺はネットにも沢山紹介があるので、僕のブログでは省略して、このFONルータが、普通のルータと大きく違うところだけ紹介する。


このFONルータと言うのは、FONと言う世界最大のWiFiコミュニティを構成するルータなのだ。


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このルータを立ち上げる事で、二つのメリットがある。


一つは設置している場所でWiFiが利用出来ると言う事。


もう一つは、外出先で、世界中に設置されているFONのルータの何れかに接続すればWiFiが利用出来ると言う事。


但し、自分で立ち上げているルータはコミュニティの一部となっている為、他の人が接続してくる可能性がある。

この目的により、FONルータには、FON_FREE_INTERNET」と「MY_PLACE」の二つの「SSID(Service Set ID)」が存在する。


要するに、2種類のWiFiが存在するという事だ。


文字通りだが「MY_PLACE」はパスワード等で制限を掛けられるWiFiで、もう一つの「FON_FREE_INTERNET」はパスワードの制限が無いネットワークとなる。


セキュリティ上当然だが、もし、自宅や事務所で立ち上げている時は、必ず「MY_PLACE」のネットワークへ接続する方が良い。
「FON_FREE_INTERNET」経由で接続している場合は、他のユーザから、その接続しているiPhoneやPCへ接続される可能性がある。


まあ、この辺まで説明したが、あまり詳しくない人は手を出さない方が良い気がするし、
このFONルータの元には、自分が契約している光回線等のブロードバンド回線が繋がっている訳で、それを見知らぬ人が使うと言う事に抵抗がある人は使わない方が良いだろう。

しかし、この「FON_FREE_INTERNET」のネットワークも誰でも使えると言う訳では無い。


FONと言うのは元々スペインで発生したコミュニティらしく、この限りではSOFTBANKとは全く関係無いが、この
FONルータのコミュニティにはユーザランクが存在している。

このコミュニティに参加しているメンバーは全て「フォネロ」と言う風に呼ばれる。さすがスペインっぽい。

その中で、FONルータを持たずに、単にFONコミニュティでユーザ登録している人を「Alien」(エイリアン)と呼ぶ。

Alienは必要な場合に、パスを購入すればこの「FON_FREE_INTERNET」へ接続できる。


そして、僕の様にFONルータを買って(又はSOFTBANKから貰って)、そのルータを使っている人「Linus」(ライナス)と言う。


ライナスは、そのルータを使う事で、自分のルータを自動的に「FON_FREE_INTERNET」も公開する事になる。

その代わりに「Linus」はいつでも自分以外の「FON_FREE_INTERNET」へ接続してWiFiを利用できる。と言うギブアンドテイクの考え方で成り立つ。


それ以外に、「FON_FREE_INTERNET」を他の人が使う事も、自分が外で使う事も全て有料と言う「Bill」と言うユーザがあるが、これは僕は良く知らない。


普通は(特にSOFTBANKからルータを貰った場合)、このライナスユーザだが、SOFTBANKからこのFONルータを無償で提供された人はiPhoneやiPadでWiFiを利用する事を前提としている為、それだけの目的なら、特に苦労しないだろう。


又、自宅等でWiFiのPC等を繋ぐ場合もそれ程難しくないかもしれない。


僕の場合も、WiFiは特に問題無く立ち上がって、iPhoneでの「MY_PLACE」や自分の「FON_FREE_INTERNET」への接続は何も問題が無かった。


色々見えるが、ちゃんと「MY_PLACE」や「FON_FREE_INTERNET」もみえている。

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又、外出先でもiPhoneなら問題なく「FON_FREE_INTERNET」へ接続出来る。


これは外出先のソラリアステージで見つけた「FON_FREE_INTERNET」へ接続してみたものだが、ちゃんと接続できた。

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一応、ここまでの用途なら、これでOKだ。


しかし、僕の場合、肝心のFONのコミュニティのポータルサイトへログインするパスワード等が全く分からなかったり、FONコミュニティへの登録ができない為、WiFiが出来るPCで同じ場所でWiFi接続しようとすると、写真の様にログイン画面が表示されてしまい、iPhone以外でも利用したい場合はここから先が苦労する事となる。
この辺もSOFTBANKらしい。


先の外出先でも、一応、PCのWiFi接続の画面では「FON_FREE_INTERNET」接続は見えている。

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しかし、ブラウザを立ち上げて何れかのサイトを見ようとするこの画面が表示される

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後述する方法で得たパスワードを入力しても無効となる。
これは、FONのフォネロとして登録されてない為だ。

ちなみにGmailだけは開けた。これはFONとグーグルが提携しているからなのでは無いだろうか。


まあ、色々苦労して設定したが、結果的に、「Alien」から「Linus」の格上げ?をして、その後に、FONコミュニティのユーザ登録「フォネロ」への登録と言う逆の順番になってしまった。


この辺の話しが必要な人は限られると思うので、概要と参照リンクのみ記載する。

1)「Alien」から「Linus」への登録。

先ず、ポータルサイトへログインする為のパスワードを知る必要がある。
※僕の場合はここからだった。


これは ポータルログイン画面の「パスワードをお忘れですか」をクリックして、SOFTBANKで登録したアドレス(多分 @softbank.ne.jp)を入れれば良いのだが、問題は、送って来た情報がiPhoneのMMSで見られないと言うバグ(と言っても良いだろう)


http://fon-wiki.maniado.com/index.php?iPhone%A4%C7%BB%C8%A4%AA%A4%A6


このページが役に立った。
「本文に一文を入れてから、htmlが読めるアドレスに転送。」と言う部分参照


2)「フォネロ」への登録

ログインしても、ログイン後の画面に「あなたは、あなたのアカウントを確認していません」と言うのが表示されていて、「この問題を解決する」と言う部分をクリックしてもエラーページとなってしまうバグ。


http://dogking.blog99.fc2.com/blog-entry-554.html


このページが役に立った。

結果的に「この問題を解決する」として、指定されているリンク先に問題があった。

まあ、この2点はこの辺を参照。

やってみて思ったが、iPhone以外でFONを利用するという事に関しては、SOFTBANK経由でルータを貰った場合は非常に分かり難いし、設定する段階でのバグを含めて、中々上手く行かない。

意図的かそうで無いかは別として、基本的にはiPhone以外の端末は使って欲しくは無いのだろう。


iPhoneユーザの視点から見れば、タダでWiFiが利用出来るのだから、言う事は無いのだが、この辺の設定に苦労すると何とも、口ではカッコイイ事を言いながら「自分だけ良ければ」と言う戦略が見えて仕方ない。


ちなみに、FONルータその物は無線のスループットが10Mbps程度しか無い様で、これも管理画面で制限が掛けられる為、他のFONユーザの接続により、元のブロードバンド回線に影響がある事は殆ど無いと思って良いだろう。

又、先のログイン後のポータルサイトで、自分のルータの履歴等も確認できる様だ。



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