2021年8月22日現在、我ら阪神タイガースが首位キープ、高校野球では奈良智弁学園が甲子園16強と勝ち残っているので、今回は野球のグローブに関するお話しを。
奈良県の北西部にある「奈良県磯城(しき)郡三宅町」、面積が4.06㎢と全国で2番目に小さな面積の町です。
ちなみに一番面積の小さい町は大阪府忠岡町の3.97㎢、僅差ですね。
その三宅町は、全国でも有名な野球用のグローブ・ミットの生産地。
三宅町で最初にグローブの生産が始まったのは、ちょうど100年前の1921年(大正10年)で、野球グローブ100周年事業実行委員会さんによるサイトも立ち上がっています。
最盛期は全国の90%を生産
最盛期の昭和45年(1970年)ごろ、100軒ほどの業者が操業し587万個ものグローブ・ミットを輸出、近隣の地域桜井市・川合町などと合わせ全国生産量の90%を占める一大生産地であったそうですが、
その後は海外で生産される安いグローブ・ミットにおされ国内生産量が著しく減少してしまったそうです。
現在では、20軒の工房でオーダーメード品や高級品の製造がおこなわれているそうです。
筆者、高校まで野球をやってましたので、職人の方による手作りグローブは今でも憧れですね。夏の甲子園地区予選一回戦敗退の弱小校でしたが、三宅町のグローブを使っていたらもう少し野球も上手になっていたかも(多分)。
ふるさと納税の返礼品としても、少年用、軟式用、硬式用、各ポジション用、セミオーダーグラブと、全部で30種類もある手作りグローブが人気とのことです。
アイ・ピー・ファイン/奈良まほろばソムリエ検定 奈良通1級
tsudakko
