こんにちは!立体美容外科です![]()
今日もよくいただくご質問について、
Q&A形式でご紹介します。
Q. フェイスリフトと下まぶたの手術(下眼瞼手術)を
同時に受ける場合、
中顔面リフトも追加する必要はありますか?
費用の負担もありますし、
ダウンタイムも長くなるのではと心配しています。
本当に必要な施術なのでしょうか?
このようなご質問をいただき、
とても嬉しく思いました![]()
というのも、実際のカウンセリングでも
必ずご説明している、
とても重要なポイントだからです![]()
さらにこのご質問には、
単なる好奇心ではなく、
実際に手術を真剣に
ご検討されている方ならではの、
現実的なお悩みが反映されていて、
私としても非常に意味深いものだと感じました![]()
まず正確にお答えするためにお伝えすると、
中顔面リフトとフェイスリフトは、
効果が一部重なる部分もありますが、
基本的にはそれぞれ異なる
エリアを対象とする手術です。
この違いをご理解いただくことで、
なぜこの2つの施術を併用することが重要なのか、
そしてそれぞれの手術が
なぜ独立して必要とされるのかを、
自然とご納得いただけるかと思います。
同じ「ほうれい線」であっても、
上部と下部ではアプローチ方法が異なります。
多くの方が、ほうれい線を
一本の連続したラインとして認識されていますが、
実際には上部と下部で老化の印象を与える
解剖学的な原因がまったく異なります。
中顔面リフトが主に対応するのは、
ほうれい線の上部および
上頬のボリュームロスのエリアです。
この部位では、加齢とともに頬の脂肪が下垂し、
ボリュームが減少することで、
影や凹みが生じ、
老けた印象を与える原因となります。
もう少し正確に言うと、
以前の記事でもご紹介したように、
ほうれい線の上部から頬骨と前頬の間にかけての
「premaxilla space(前上顎スペース)」
と呼ばれるエリアは、
フェイスリフト(リガメントリフト)では
アプローチできない、
完全に別の解剖学的領域です。
このエリアは、フェイスリフトで
側方へ引き上げたとしても、
十分なリフティング効果は得られません。
なぜなら、この部分のたるみの主な原因は、
重力による垂直方向への下垂であり、
縦方向に剥離して上方へ引き上げることで、
初めて実質的なたるみの改善が可能になるからです。
ここで重要なのは、
中顔面リフトの効果が、
単なる「引き上げ」だけにとどまらないという点です。
この手術では、ボリュームの再配置も同時に行われ、
たるんだ部分を持ち上げながら、
痩せてくぼんだ部分には自然なふくらみを与えるという、
まさに一石二鳥の効果が得られます。
これは、広がった布団を整える時に、
片方に寄ってしまった綿を均一に戻すようなイメージです。
ただ引っ張るのではなく、
本来あるべき位置にボリュームを戻すことが、
この手術の本質なのです。
一方で、ほうれい線の下部やフェイスライン、
首元にかけては、
フェイスリフトが担当するエリアです。
これらの部位は、SMAS(表在性筋膜系)の緩みや
皮膚の弾力低下が主な原因となるため、
側方から引き上げるフェイスリフトの
アプローチが非常に効果的です。
しかし、ここで見落としがちなポイントがあります。
それは、ほうれい線の下部だけが改善されて、
上部がそのまま残ってしまうと、
全体のバランスが崩れ、
不自然な印象を与えてしまうという点です。
実際に私のカウンセリングでも、
「フェイスリフトを受けたのに老けた印象が残る」と
再手術をご相談される方がいらっしゃいます。
このようなケースの多くは、
中顔面リフトが併用されていないことによる問題です。
たとえ目立つシワやたるみが
頬の下部に集中していたとしても、
上頬やほうれい線の上部に
ボリュームの重さが残っていると、
全体のフェイスラインが完成しません。
そのため、結論としては次のようになります:
✅ 下眼瞼手術だけでは、
中顔面のリフティング効果は得られません。
✅ 中顔面リフトを併用することで、
初めてバランスの取れた若々しい輪郭が完成します。
下眼瞼手術は、
主に目の下の脂肪の除去や再配置、
および目の下の皮膚のたるみの改善を
目的とした施術です。
しかし、上頬の根本的なたるみや
ボリュームロスまでは、
下眼瞼手術単独では十分に対応できません。
同じように、
フェイスリフトのみでも上頬の改善効果は限定的です。
もちろん、それぞれの手術に
ある程度の副次的効果はありますが、
各エリアを的確にリフトアップするためには、
両方の手術を併用するのが最も理想的です。
ここで、患者様から
よくいただくご質問があります![]()
「では、費用も2倍かかって、
ダウンタイムも長くなるんですか?」
実際には、その逆です。
別々に受けるよりも、
同時に受けた方が、
費用面でも回復面でもずっと効率的です。
さらに、解剖学的にも下眼瞼手術と
中顔面リフトは関連するエリアを扱うため、
一緒に行うことで
より自然で調和のとれた仕上がりが期待できます![]()
特に40代半ば以降の女性では、
こうした複合的な変化がよく見られるため、
ひとつの施術だけでは
十分な満足が得られないケースが多くなります。
そのため、理解しづらいと感じられる方には、
こうご説明することもあります![]()
「上頬のたるみには、上頬リフトが必要です」
このように、手術の適応範囲は単に
切開位置や見た目の変化だけでなく、
どの解剖学的エリアを改善したいのかによって決まります。
そして、このような解剖学的理解があってこそ、
患者様一人ひとりに最適な手術計画を
立てることが可能になります![]()
またライフスタイルや回復に使える期間、
そして求める仕上がりの程度によっても、
手術計画は異なってきます。
ナチュラルな変化を求める方もいれば、
よりはっきりとした変化を
望まれる方もいらっしゃいます。
私が大切にしているのは、
これらを総合的に考慮した
オーダーメイドの手術計画を立てることです![]()
このような丁寧なご説明をする理由は、
単に手術の技術的な違いを
お伝えするためではありません。
患者様ご自身が
ご自分の状態を正しく理解し、
納得のいく選択をしていただくために、
必要な情報をしっかりと共有したいのです。
医師と患者様の十分な
コミュニケーションと相互理解こそが、
手術成功の第一歩だと私は考えています。
本日の内容は以上になります![]()
最後までご覧下さりありがとうございます![]()
次回もぜひお楽しみにしてください![]()







