こんにちは!立体美容外科です![]()
今回は40代女性患者の
実際のフェイスリフト症例をもとに、
最適な結果を得るためにどのように
手術計画を立てるのかを詳しく解説していきます![]()
まず患者様の正面写真を確認すると、
目立ったたるみはほとんど見られず、
顎先から下顔面にかけての
ゆとりがわずかに認められる程度です。
正面から見る限りでは、
大きな問題はなさそうなお顔立ちに見えます。
しかし、患者様ご本人は
「たるみの改善」をご希望されており、
その際に必ず確認すべきなのが、
半側面(斜め)からの写真です![]()
側面から見ると、正面では分かりにくかった、
ほうれい線から口元にかけての長く深いシワや、
フェイスライン(顎ライン)の
凹凸のある輪郭がはっきりと確認できます![]()
これは単なるたるみではなく、
ボリュームや構造的な問題によって
生じた連続的な境界が原因です。
つまり、患者様が気にされていた
ほうれい線や顎ラインの不明瞭さは、
側面から見ることでより顕著に現れるのです。
下顎骨自体を見ると、
比較的なめらかな形状をしています。
したがって、問題は骨そのものではなく、
骨の上にある軟部組織のボリュームにあります![]()
主な原因は、以下の3点でした。
・顎下腺(唾液腺)の突出
・二重あごの脂肪(浅層脂肪+深層脂肪)
・オトガイ筋(mentalis)の過活動+
オトガイ部のボリューム不足
オレンジ:唾液腺、黄色:脂肪、青:ボリューム不足
結果的に、凹凸のある顎ラインは、
脂肪・唾液腺・筋肉が複合的に
作用したことで生じたものです。
フェイスリフトは、
基本的にたるみの改善には非常に有効な手術です。
しかし、ボリューム、
特に顎ラインや二重あごに関する問題は、
・唾液腺
・脂肪
・オトガイ部のボリューム
この3点を同時に考慮しアプローチしなければ、
術後の満足度が低くなる可能性があります。
そのため私は、単なるフェイスリフトではなく、
ボリューム調整を含めた
「コンツーリング・フェイスリフト(contouring facelift)」
という考え方を採用しています。
これを「ソフト輪郭形成」と呼ばれることもあります![]()
手術アプローチおよび計画
本症例の患者様は、
あくまで自然な変化をご希望されていたため、
剥離範囲を最小限に抑えた
シングルプレーンの
ディーププレーン・フェイスリフトでアプローチしました。
追加の治療計画は以下の通りです。
・顎下腺 → ボトックス注射
・深層脂肪 → 除去
・二重あごの脂肪の一部 → オトガイ部のボリューム補填
つまり、たるみの改善とボリューム調整を同時に行う治療方針です![]()
補正なしの術後3か月の経過写真を見ると、
顎ラインがよりシャープになり、
オトガイ部のボリュームによってお顔全体の印象が整い、
さらに二重あごの改善により側面の輪郭が
はっきりしているのが分かります。
唾液腺の突出が強い場合には
縮小術のほうがより効果的ですが、
症例によってはフェイスリフトとボトックスの併用だけでも
十分な変化を引き出すことが可能です![]()
斑点の位置変化を確認することで、
皮膚がどの程度引き上げられたかも分かります。
たとえば、たるみの強いビニール袋の中に
スイカが入っている状態を想像してみてください。
そのスイカをリンゴくらいの大きさに小さくし、
ビニール袋を引っ張ってピンと張れば、
形はずっとすっきりしますよね。
まさにその原理が、今回の手術なのです![]()
正面から見ると、
オトガイ部のボリューム効果がより際立ち、
ボリュームを追加したにもかかわらず、
むしろ輪郭がよりシャープでスマートな印象になっています。
本症例を通して改めて強調したいのは、
フェイスリフトの仕上がりは手術前のプランニングによって、
その半分以上が決まるという点です![]()
本日の内容は以上になります![]()
最後までご覧下さりありがとうございます![]()
次回もぜひお楽しみにしてください![]()









