こんにちは！
立体美容外科です
今日は顎先整形後の副作用について
お話したいと思います
顎先整形の副作用で知られているのが、
神経関連の副作用だと思います。
手術の際に
最も注意しなければならない部分でもあり、
経過診察で細かくチェックして
神経の損傷を予防することが大切です。
通常、顔面輪郭術は6ヶ月～1年にかけて
回復の過程であり
感覚神経も徐々に戻ってくるようになります。
下歯槽神経(下顎の骨と歯に分布する神経、赤い矢印)
顎先手術の際に最も注意すべき神経は
下歯槽神経ですが
これは、下顎の感覚をつかさどる神経の1つです。
歯、歯茎、舌、唇などの感覚を担当します。
下歯槽神経は手術中に徹底的に守るべき神経ですが、
手術で刺激を受けても通常3ヶ月から6ヶ月の間に
徐々に感覚が回復するのが一般的です。
しかし、たまに過剰に骨を削ったり、
過剰な皮質切除によって
【感覚異常】が1年以上続くこともあります。
もし神経が切断されていたら、
一生感覚異常と痛みに襲われることも
これを解決するために、
切断された下歯槽神経を吻合する手術の手もありますが、
100%回復できるかどうかは保証できないという
ですので、
必ず神経を保存する安全な手術法が行われるべきです
手術直後には顎先の感覚は鈍いですが
時間が経つと
顎先がかゆいなど感じがしてきたら
それは神経が回復しつつあるという合図です
また、数年経っても顎先が固く
引き締まった感じや締め付けを訴える方も少なくないです。
これは輪郭手術に使用される
固定ピンが問題となることがあります。
人体に無害なピンであっても異物であるため
敏感に反応してしまい
傷肉ができて
周辺の組織を引き寄せた感じや盛り上がり、締め付けなどの症状が
持続的に生じる場合があります。
このような症状があっても
固定ピンを除去すると
ドラマチックに症状が良くなることもあります。
そして
顎先術後のもう一つの副作用では
【二重顎】があります。
もともと患者さんの皮膚弾力が低下している場合もありますが、
手術中に軟部組織や骨を過剰に削った場合、
その上を覆っていた筋肉と皮膚の軟部組織が
下に垂れ下がって二重になることがあります。
ですが
この二重顎に関しましては
手術中に骨膜を引っ張って固定し、
脂肪が多い場合は脂肪吸入術を、
余分な皮膚が多い場合はリフティング術で
簡単に解消できるので、
そんなに心配しなくても大丈夫です
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