ドゥオーモ(大聖堂)・サン・ジョヴァンニ洗礼堂・ジョットの鐘楼の3つの建築物で構成されている。

ドゥオーモ
1380年には大聖堂の身廊が完成。
1418年、クーポラ(ドーム)の模型公募が行われ、
『フリッポ・ブルネレスキ』は独立した2重の構造をもつドームを仮枠なしで築く案を提出。
最終的に『ブルネレスキの案』が採用。
1436年ドームの模型は完成したが、
クーポラを載せる方法について、再度コンテストが行われ、
1446〜1461年『下から積み上げ支柱なしの尖頭型ドーム』完成。

内装の尖塔アーチは、典型的なゴシック様式。

1000人超のミサを開けるほどの広さと規模。






床の象嵌orステンドグラスが引き立つように、内装はやや簡素に造られている。


だんだん細くなってきます





景色は最高







途中の内部のバルコニーから『天井画』を間近で見ることができる。

クーポラ内側のフレスコ画、ヴァザーリ作『最後の審判』

大天使ミカエル👼によって人々の魂が『天国or地獄』に仕分けされている。




当時の作業道具

作業場には食堂もあった。


ジョットの鐘楼

ドゥオーモの脇に立つ。 84m。

建築を担当した『ジョット・ディ・ボンドーネ』は、基底部分の建築が済んだとき(1337年)に死去。

以降は弟子の『アンドレア・ピサーノ』、1350年以降は『フランチェスコ・タレンティ』が引き継ぎ

1387年に完成。


サン・ジョヴァンニ洗礼堂

八角形の建築物。

洗礼者聖ヨハネ(聖ジョヴァンニ)に捧げるために建設。


東側の扉が有名。1452年、『ロレンツオ・ギベルティ』が完成させた。

後に、ミケランジェロが『天国の門』と呼んで賞賛。

オリジナルの門(天国の門)は『ドゥオーモ付属博物館』にある。


抒情詩『神曲』etcを書いた詩人・哲学者・政治家である『ダンテ・アリギエーリ』もここで洗礼を受けたらしい。