オンニサンティの聖母
写真右手
1310年頃、ジョット・ディ・ポンドーネ作
聖母マリアと聖母の膝の上に座っている幼子キリスト。聖人と天使が周りを囲んでいる。
ジョット・ディ・ポンドーネは『ジョットの鐘楼
ウルビーノ公夫妻像
1465〜1472年頃、ピエロ・デラ・フランチェスカ作
フェデリーコ・ダ・モンテフェルトとバッティスタ・スフォルツァの肖像画。
絵画の左半分『バッティスタ公爵夫人』は夫人の死後制作された。
『フランチェスコ・スフォルツァ』のミラノ公昇格の祝賀の馬上槍試合で『右眼』を失い、『鼻を負傷』
片目を失ったため、ほとんどの肖像画が横顔で描かれている。
プリマヴェーラ
1482年頃、サンドロ・ボッティチェッリ作
作者ボッティチェッリはこの絵画に名前をつけていなかったが、この作品を見た『ジョルジョ・ヴァザーリ』が『ラ・プリマヴェーラ』と呼称した。
オウィディウスの『祭暦』を下敷きとして描かれた。
画面中央女神ヴィーナスが主宰する『オレンジ園🍊』はメディチ家の象徴である。
🔸絵の左(伝令の神 メルクリウス)・・真紅の布をまとうマーキュリーのモデルは『ロレンツォ・ディ・ピエルフランチェスコ・デ・メディチ』だと言われている。
🔸その横(三美神)・・手を取り合って踊っている。
そのうちの2人はネックレスで身を飾っている。
🔸最上部 キューピッド👼・・目隠しされている。
その矢はこの3人の(三美神)を狙っているかのように描かれている。
🔸真ん中 女神ヴィーナス・・背景の木々が作るアートに立つ。
500種類以上の植物and190種類ほどの様々な花が描かれている。
🔸恋の女神フローラ・・女神ヴィーナスの右。
花模様のドレスをまとい・花冠を被った女性。
ガウンの襞に集めた花を振り撒いている。
🔸妖精クローリス・・恋の女神フローラの右。
透けるような白色のドレスを著用。
口から溢れる花。
羽を持つ『ゼビュロス』に背後から襲われている。
🔸ゼピュロス・・妖精クローリスの右。
この男性の頬は膨らんでおり、決然とした表情をしている。
青緑色で表現されている。
『ヴィーナス誕生』では健康的に描かれているが・・
足元には40種類以上の花🌸が描かれている。
修復により発見。
東方三博士の礼拝
1475〜1476年頃、サンドロ・ボッティチェッリ作。
ボッティチェッリは『東方三博士の礼拝』の少なくても7つのバージョンを描くように依頼された。
ガスパーレ・ディ・ザノービ・デル・ラーマによって『サンタ・マリア・ノッヴェッラ教会』の彼の葬式礼拝堂のために委嘱された。
ボッティチェッリは、右側、黄色いコートを着た金髪の男性(自画像)を描いているらしい。
ヴィーナス誕生
1483年頃、サンドロ・ボッティチェッリ作。
ギリシャ神話で語られている通り『女神ヴィーナス(アプロディーテー)』が成熟した大人の女性として海より誕生した様を描いている。
ヴィーナスのモデルは『ジュリアーノ・デ・メディチ』の愛人『シモネッタ・ヴェスプッチ』と言われている。
左上 ゼピュロス・・『プリマヴェーラ』と違い健康的に描かれている。
春の訪れを告げる西風を吹きつけてヴィーナスを岸に届けようとしている。
マニフィカートの聖母
1481年、サンドロ・ボッティチェッリ作。
『5人の天使のいる聖母』とも呼ばれている。
聖母マリアが右手で『マニフィカート』を書き、左手には『ザクロ』
2人の天使👼がマリアの膝の上の幼子キリストを戴冠している。
マニフィカートとは、
『聖母マリアの歌』として知られている。
カンティクム(讃美歌)
受胎告知
1475〜1480年頃、レオナルド・ダ・ヴィンチ作。
『ルカによる福音書』1.26ー39に記されている、大天使ガブリエルがキリスト受胎を告げるために『聖母マリア』のもとを訪れた場面が描かれている。
大天使ガブリエルが手にしている『百合の花』はマリアが純潔の証しandフィレンツェの象徴。
ひわの聖母
1505〜1506年、ラファエロ・サンティ。
ラファエロの友人で1505年に結婚したばかりの『ロレンツォ・ナーシ』のために描かれた作品。
聖母マリアと幼子イエス・キリストに幼児洗礼者ヨハネを加えた3人の組み合わせ。
石の台座に腰をおろした聖母マリアと2人の幼児というこの組み合わせは聖母マリアの頭部を頂点とした三角構図(ピラミッド型構図)
レオナルド・ダ・ヴィンチから学んだもの。
草間彌生サンの絵
草間彌生サンといえば、
『水玉模様』😍
ウルビーノのヴィーナス
1538年、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ作。
豪奢なルネッサンス様式の宮殿を背景に長椅子orベッドに寄りかかる若い女性の絵画。
ローマ神話の『ヴィーナス』を描いた作品とされる。
絵の中の『犬🐶』は、居眠り中💦
女神を守る番犬は役目を忘れて眠りこけている。
毒舌家・皮肉家でも知られる文豪マーク・トウェインは1880年に旅行記『ヨーロッパ放浪記』で『ウルビーノのヴィーナス』のことを『全世界で存在する絵画の中で最も下品で下劣でわいせつな絵画である』って書いたらしい😅
メドゥサ
1597〜1598年頃、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ作。
ギリシャ神話の英雄『ペルセウス』によって退治された『怪物メドゥーサ』の頭部を描いている。
円形の盾の表面に描かれていて、その顔は『カラヴァッジョ自身』の肖像画であると言われている。
ギリシャ神話によると、
『怪物メドゥーサ』はもともと髪の美しい女性であったが、『海神ポセイドン』の愛を得た『メドゥーサ』は傲慢になり『女神アテネ』の怒りをかうことになった。
で、『女神アテネ』は『メドゥーサ』の髪を『蛇🐍』に変え、彼女の顔を見た者が『石』に変わるようにした。