🔸ウルの発掘品
紀元前27世紀に存在した伝説の古代都市国家ウル。
その発掘は20世紀の考古学界を揺るがした一大事件。
ウルは、現在のイラク南部。
ペルシャ湾の近くにあったシュメール人の都市国家。古くは旧約聖書にも記されているが、長く謎のベールに包まれたまま。

1927年、この地で王家の墓とみられる遺跡が発見される。

☆牡山羊の像
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金箔が施され青く見える背中にはラピスラズリがぜいたくに用いられている。
ラピスラズリは遠くアフガニスタンから運ばれてきた宝石の一種。

ウルという都市国家が、メソポタミア文明の中心地として当時いかに繁栄していたかを物語っている。

☆ウルのスタンダード
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横幅50㎝ほどの木の箱。 
貝殻やラピスラズリをちりばめた象嵌細工は4000年以上前の高度な文明を伝えようとしている。
片面は、戦争の図
下の段・・戦車が敵を蹴散らして進んでいく。
上の段・・とらわれた捕虜たちが勝利を収めた王に命乞いをしている場面。

片面は、平和を表す図
下の段・・人々が数多くの品々を宮殿に収めようとしている。
人々はスカートのようなものを着ている。それが流行っていたらしい。
上の段・・音楽を奏でる男たち。
これは王や貴族の祝いの宴。

この箱が何に使われていたのかわからない。

☆ウルのゲーム盤
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世界最古のボードゲーム盤の1つ。
発見当初は一体どのようにして遊んだのか全くの謎だった。
が、1枚のバビロニアの粘土板がその謎を解くことに。
くさび形文字でゲームの遊び方が記されていた。(ルールブック)
遊び方は
コマとサイコロ。
2人のプレイヤーは7つずつのコマを持って対戦。
サイコロの数だけ駒を進めることができる。
いろんなルールがあり、勝敗を決するには意外と時間がかかったらしい。

グラウンド・フロアにあった『アッシリア守護獣神像』の足元にあったマス目。
も同じようなゲームだったようです。
インドにはつい最近まで同じようなゲームが残っていたらしいです。

☆ペルセポリスのレリーフ
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壁を飾るレリーフはダレイオス1世が大宮殿を、造影したアケメネス朝第3の星ペルセポリスのもの。
階段の横にあったもの。
人々が、様々なものを手に階段を上っている。
ペルシャの王様に貢ぎ物を持ってきた周辺諸国の使者。

🔸オクサスの財宝
紀元前5~4世紀頃に作られた。
発見されたのは19世紀。ペルシャの重要な財宝。
アケメネス朝ペルシャはアッシリア帝国なき後に古代オリエント世界を統一した大帝国。
異文化を柔軟に受け入れたことで知られ、芸術の分野でもめざましい成果を残している。

金や銀を惜しみなく使う豊かさ、様々な文化の中で磨きぬかれたデザイン、加工技術、どれを取っても当時最高のレベルだった。

☆黄金の腕輪
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紀元前5~4。
彫刻の繊細さ、デザインの複雑さ。
特にグリフィンの頭のところ、世界中の金属細工にも引けを取らない素晴らしいもの。
ペルシャ人は豊かで、工業技術に関してはローマやギリシャの上をいく文明だったという証拠。

☆黄金の馬車
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手のひらにのるほど小さな馬車。
アケメネス朝ペルシャという帝国の特徴が表れている。
4頭の馬がひいている馬車には、2人の男性が乗っている。1人は手綱を握る御者、隣には一回り大きく作りも精巧な男性。おそらく王の名を受けて遠く離れた領地を視察する地方総督ではないかと考えられている。
馬の背丈に比べてかなりの大きさの車輪。長距離の移動でも安定して走れる馬車。
ペルシャはリレー方式の馬車郵便駅を設け、王の命令を領土の隅々まで伝えた。

古代ギリシアの歴史家ヘロドトスは『この世にペルシャの郵便ほど、早いものはない』と書き残しているらしい。

🔸サットン・フーの舟塚から出土した品々
1939年、スフォーク州サットン・フーで全長27mの舟が発見された。
中から棺。お墓だったのです。
この発見は、暗黒時代と思われていた7世紀頃のイギリスに高度な文化があったことを示しています。
金や銀、繊細なエナメル細工を施した工芸品。
洗礼された当時の暮らしぶりが伝わってきます。
葬られていたのは、5~9世紀にかけて覇を競っていたイースト・アングリア王国のレットゴールドらいしです。

☆サットン・フーの鉄製ヘルメット
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儀式用の兜。
プロンズと鉄で作られた装飾の多くは腐食して失われたが、銀で飾られた眉や鼻から頭にのびる金の装飾などから精緻な細工を施した職人たちの見事な仕事ぶりがわかる。

口ひげ、鼻、眉を合わせると大きなドラゴンが羽ばたいているように見える。
この兜はイギリスのツタンカーメンのマスクと呼ばれているらしいです。

☆ルイスのチェス駒
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12世紀。

時計ばかりが集められています。

☆ガレオン船型自動時計
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16世紀ドイツの名工ハンス・シュロトハイムが作り上げた時計。
晩餐会の始まりを華々しく告げるための特製品。
ガレオン船は大航海時代を支えた主力船。
当時のヨーロッパの意向を体現している船。

予定の時刻になると甲板上の人形が腕をふって鐘を打ち鳴らし、内蔵されたフイゴがオルガンを奏でる。そして、最後には大砲から花火を散らしながらテーブルの上を走った。

文字盤はメインマストの下であまり目立たない。
それよりも、存在感を放っているのは精緻な人形たち。
主役は文字盤の後ろにいる、赤いガウンをまとった神聖ローマ帝国、選帝侯たちが皇帝に謁見。
王座に腰掛けているのがルドルフ2世。

今も昔も、人々はよりよく生活ができるように工夫したり、変化をつけて楽しんだり・・
その時代、時代の流行りものがあったり・・

もっとゆっくり見れば楽しかったと思いますが、色んな時代をタイムトラベルできてよかったです💕