本当はもっと早めに書きたかったところなのだが、当方の使用しているiPhone5SやiPad Mini Retinaでは、最後のミッションがブラックアウトしてしまうというバグが発生しており、プレイングが中断していた。
折角最後まで進んで、ラストミッションがプレイできないとか、製品としてどうなの！？と怒っていたのだが、先日のアプデによってその状況が解消され、ようやく今回の記事が書けるようになったところである。
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読者諸兄は既にご存じのとおり、XCOMには難易度選択があり、イージーから順にノーマル、クラシック、インポッシブルと難しくなっていく。ゲーム初心者から上級者まで対応できるようになっているわけだが、おそらく最も難易度として適切なのはクラシック。ゲーマーでも油断すれば失敗するという緊張感の中でのプレイが楽しめる。
一方で、インポッシブルだけは、他の難易度とは隔絶された超極悪な難易度。もう「別格」とか「特別」とかいう形容詞を超えてしまっている。挑戦してみた人なら分かると思うが、普通にプレイするのであれば、最初のミッションをクリアすることすら難しいだろう。
インポッシブルの何が難しいかといって、敵が強い。強すぎる。最初に出てくるセクトイドが既にHP4あるため、グレネード一発で死なない。しかも、一ミッションで出てくる敵が多い。最初のミッションから、8体も敵が出てきたりする。こっちの隊員はゴロゴロ死んでいく。
しかも、加盟国がパニックに陥りやすい。エイリアンの拉致が発生した国は、ミッションで選択しなかった場合、一発で真っ赤になる（パニックレベル5）。真っ赤になった国は、衛星を打ち上げてやらない限り、評議会レポートの時に必ず脱退する。加速度的に各国が赤くなっていき、次々に脱退していく加盟国たち･･･。
少しでも加盟国マネジメントをミスすると、その瞬間に敗北が確定する。何という凶悪な難易度。
しかも、アイアンマンモードにしておくと、毎ターン毎ターン結果がセーブされ、致命的なミスしたとしても取り返しがつかない。･･･このインポッシブル・アイアンマンを攻略しようというのだ。やりがいがあるじゃないか！
それでは攻略を開始しよう。早速、インポッシブル・アイアンマンのプレイをスタートする。
その際、最初に忘れてはならないことがある。それは、第2波のオプションのうち、不均等制作にチェックを入れておくことだ。通常のモードであればルーキーは全て同じステータスだが、これにチェックを入れておけば、ルーキーのステータスがランダムになる。優秀な新人が登場することが期待できるわけだ。
次は基地の位置決め。基地の場所は、北米一択だ。開幕時の所持金の額が多いのが大きい。また、戦闘機のコストが安いのも2～3月目の頭に地味に効いてくる。ここは迷わず北米を選んでおこう。
ゲーム開始直後に目指す流れは、次のとおりだ。
- 最初のミッションで性能の良いキャラを生き残らせレベルアップさせる
- 武器のパーツ研究開始
- 人工衛星生産、掘削開始
- 兵士のステ確認、ゴミをクビにする
- 最初の拉致ミッションで技術者をゲット
- ワークショップ建造
- 最初のUFOミッションで更に新兵をレベルアップ、部隊監視スナそろそろつくる
- 武器のパーツ研究完了→ビーム兵器研究
- 衛星アップリンク建設、電力が足りなくなるので発電所も建設
- レポート直前に衛星打ち上げ→レポート後人工衛星×3更に生産開始
- ビーム兵器研究完了→プレシジョンレーザー研究
- 士官学校建設し部隊人数増やす、発電所も増設
- プレシジョンレーザー研究完了→エイリアン物質からカラパスアーマーへ･･･
これらの手順を少しでも間違えると、その瞬間アウト。それでは手順に従って序盤の流れを解説していこう。
●開幕
基地を選んだら、早速ミッションが始まる。しかし、ミッションが始まってすぐにすべきことは、戦闘に入ることでは無い。まず、隊員全員のステータスを確認する。ステータスは、画面左下の方の階級マーク（二重丸）をタップすると見られる。
1人目は攻撃力70に意志力34。まあまあ以上ではないレベル。2人目は攻撃力85と文句なし。こいつを大事に育てることにする。ただし、意志力が弱いのでパニクりやすいだろう。
3人目は攻撃力50と完全なゴミで何の戦力にもならない。4人目も同様に攻撃力60とザコ。こいつらは捨て駒とする。
最初のメンバーには、できれば75以上が2人以上いた方がいい。もし70以下しかいなかったら、それ以上続けても無駄。メニューから「セーブして退出」を選び、最初から（シングルプレイの選択から）やり直そう。
とりあえず今回はそのまま進む。最初の4人の状況を把握したうえで、粗々のプレイングの構想を立てる。今回は、3人目と4人目を捨て駒にして、本命である1人目と2人目を育てることとしよう。ちなみに、最初のミッションの敵の数は8人だ。
有利な位置に陣取ったら、簡単には動かないこと。動くときは、まず捨て駒を先行させよう。捨て駒の主な役割は、グレネードを投げて体力を削ったり、リアクションショットを喰らってもらったりすること。また、本命が撃たれそうな状況になったときには、あえて遮蔽物の無いところに出て、本命の代わりに死んでもらったりしよう。
これほど努力しても、相手の理不尽かつインチキなほど遠距離からの攻撃で、次々に死んでいく部下達･･･。
とりあえず最初のミッションはクリアしたが、本命も一人死んでしまった。最初のミッションの結果に納得がいかない場合は、全員わざとやられて、ミッションをリスタートするという手もあるだろう。
●基地に戻ったら
最初のミッションが終わって基地に戻ったら、間髪入れずにすることがある。まずは、RDラボで研究を選ぶ。武器のパーツからはじめよう。
次は工場に行く。工場では、まずは人工衛星をつくろう。開幕の段階では、人工衛星は1つ100ゴールド。とりあえず1～2つ発注する。
続いて、施設の建設画面で穴を掘り始めよう。掘るのに意外にお金がかかるので、最初から穴が空いてればラッキーだ。
次はベースキャンプに行く。ここで、兵士のステータスを確認しよう。
戦闘でものを言うのは、攻撃のステータスだ。最低限のラインは攻撃70。これを下回るキャラは使い物にならない。本当は攻撃80以上欲しいところ。こいつはかなり良いぞ･･･
こんな奴は完全なゴミだ。即座に解雇しよう。いるだけ場所ふさぎでしかない。
ここまでしたら、ミッションコントロールで時間を進める。すぐに拉致が始まるだろうから、心の準備だ。
●研究開発の進め方
先に進む前に、リサーチと工場について触れておく。序盤の研究については、以下の流れで行おう。言っておくが、これ以外のものを研究している余裕なんかない。迷わずこの順番で。
①武器のパーツ
SCOPEが作れるようになるので、スナイパーに装備。
②ビーム兵器
これの研究には、直前のUFO撃墜ミッションを完了している必要があることに注意。開発までに20日以上かかるがためらってはいけない。2月目に入って開発が完了したら、即座にレーザーライフルをつくり、サポートとアサルトに装備。
③プレシジョンレーザー
これも開発までに20日以上。2月目のほとんどをこれの開発に費やすだろう。しかし、スナの強化が最優先なので、背に腹はかえられない。開発完了したら、レーザースナイパーライフルをスナイパーに装備。
④エイリアン物質
これを開発すれば、ナノベストが製造可能。しかし、ナノベストは特に生産する必要ない。グレネードの方が使えるだろう。
⑤カラパスアーマー
これが開発できれば一安心だ。すぐに全員に装備しよう。
ここまで開発できて、ようやくまともに戦うことができる･･･。
あとは、適宜アーク放電器、ヘビーレーザー、タイタンアーマー、プラズマ武器など、研究を進めていけば良いだろう。
●工場ですること
工場では、まずはじめに人工衛星の生産を始めた後、必要な施設を建設していく。施設の大まかな建設イメージは、以下のとおり。
- 衛星アップリンクは、固めて建てることでボーナスをもらえる。従って、②と⑧は衛星アップリンク。これで衛星8つをカバーできる。後半余裕が出てきた段階で、⑦にもう一つつくれば、全ての衛星をカバーできる体制ができあがるだろう。
- 同様に、発電施設も固めて建てる。③・④・⑨あたりに発電所を作ろう。良い位置に蒸気があれば地熱発電を作ってもいい。
- 衛星アップリンクを作るためには、技術者が必要。従って、①にワークショップを作って技術者を確保しよう。
- 士官学校も早めに作るに越したことは無い。⑤あたりが候補だ。
- あとは、残る⑥、⑩、⑪あたりにエイリアン収容施設、製造工場、追加の発電所などを建てていけば良い。
作る順番は以下のとおり。
- まずは①のワークショップ。
- 次に、②の衛星アップリンク。
- 電力が不足し始めるので、③・④に発電所を建てる。
- ⑤に士官学校。
- エレベータで階下にアクセスし、⑧に衛星アップリンクをもう一つ。
- ⑨に発電所もう一つ。
これ以降は、適宜ゲームの進行に合わせて作っていって良いだろう。
施設や製造物を作るに当たって一番重要なのは、技術者の数を確保しておくという点だ。例えば、衛星アップリンクの2つめを作るためには、技術者が10名必要になる。
技術者の初期値は5であるため、何もしなければ衛星アップリンクが作れない→追加の人工衛星が打ち上げられない→負け、というパターンにはまってしまう。それを避けるためにも、一番最初にワークショップを①に作り始めなければならないのだ。ただし、ワークショップを作るには技術者が6名必要。これも初期値では建てられないため、最初の拉致ミッションで技術者を報酬としてもらえるヤツを選ぶようにしよう。
また、装備の中でも最優先のレーザー兵器も、技術者が12名必要。プラズマ系の武器やタイタンアーマーなどになれば、20名以上の技術者が必要だ。技術者は計画的に、かつ集中して揃えるようにしよう。
●最初の拉致からの流れ
いったん、最初のミッションの後に戻ろう。ミッションコントロールで時間を進めると、すぐに拉致が起こる。
最初の拉致で選ぶのは、ずばり技術者がもらえるところだ。理由は工場のところで書いたとおり、最初にここで技術者をゲットできなければ、ワークショップがつくれず、衛星アップリンクの建設に遅れをとるため。それ以外のところは無視して、必ず技術者のミッションを選ぼう。
ここの敵の数は10人。何とかして乗り切る。戦闘については、後述するコツを参照して欲しい。
最初の拉致で技術者をゲットすれば、ワークショップが建設できるようになる。すぐさま建設開始。
しばらくすると、今度はUFOが現れる。このUFOはサイズも小さく、すぐに撃墜できるだろう。
研UFOに乗っている敵は5人。セクトイド×2が2グループと、UFOの中にアウトサイダーが1体。慎重に戦おう。
UFOミッションクリア。これをクリアしていないと、ビーム兵器開発に進めないので、かならずクリアしておきたい。
ワークショップ建設が終わったら、即座に衛星アップリンクを作り始める。UFOから回収したグッズは、リサーチしているものもしていないものも、全て叩き売って金に換えよう。
ラボでは、武器のパーツが完了したらビーム兵器のリサーチを始める。
できれば3～4戦目くらいまでで、性能の良い部隊監視持ちのスナイパーをつくっておきたい。
4戦目までをどのような形で終え、どれだけまともなキャラをつくれるかで、その先の流れが大きく変わってくる。この時点で部隊がボロボロ、スナイパーもヘビーもいないという状態なら、あきらめて最初からやり直そう。
拉致に対処している間に、レポートの時期が迫ってくるだろう。もう一つ目の衛星が完成しているだろうから、評議会直前にどこか金払いの良い国に対して衛星を打ち上げておく。
1月目の評議会でたくさんの国が脱退してしまうだろうが、気にしない。要は、8カ国抜けなければ良いのだ。
評議会後、ある程度まとまった金が入るはずなので、新しく衛星を上げた国に迎撃機を発注しておく。迎撃機は、1エリア3機が目安だ。また、この機会を捉えて、人工衛星も作り始めよう（できればアップリンクの上限の3機発注）。
ビーム兵器の開発が完了したら、死体とかエレリウムを売りまくって、レーザーライフルを作れるだけ作る。レーザーライフルができたら、戦闘が少し楽になるだろう（ほんの少し）。
軍曹に昇進したら、士官学校が作れるようになる。値段は高いが、いつまでも4人では埒があかないので、これもなるべく早めに作ろう。この辺りが一番資金繰りが苦しい。
2月目の後半に、最初のテロ発生。もちろん見捨てる。今の装備でテロミッションに行くのは自殺行為だ。テロを見捨てた国は一発で脱退してしまうが、仕方が無い。テロに出撃するのは、隊員がレーザースナイパーとカラパスアーマーを持ってからにしよう。
うまくいけば、2月目の最後くらいに人工衛星×3が間に合う。ある程度固めて打ち上げ、忘れていい大陸を作ろう。ここでは、アジアに固めてみた。これで、アジア地域に拉致が起こることはなくなったぞ。
3月目に入ると、いよいよミュートンが出てくる。今までの敵とはHP量が桁違いで、もはやグレネードで倒せる相手ではなくなる。慎重に戦う必要があるだろう。
ここまで装備が強化されれば一安心だ。この状況を目指して頑張ろう。
●インポッシブル・アイアンマンでの戦闘のコツ
もちろんインポッシブルに限った話では無いのだが、XCOMの戦闘は非常に厳しい。ワンミスがあっても、もしくは無かったとしても、普通に絶体絶命の状況に追い込まれたりする。大佐まで育て上げた最強パーティであっても、油断した瞬間に全滅。全く異星人との戦争は地獄だぜ！
そんな戦士達のために戦闘のコツを5つほど上げておきたい。インポッシブル・アイアンマンをプレイする場合は、必ず守って欲しい鉄則だ。
・絶対に焦らない、無駄に前に出ない
XCOMでの最もよくある死にパターンは、うっかり前に出る→新しい敵グループが起動→囲まれてフルボッコ、というものだ。従って、むやみに前に出るのは危ない。
ターンの最初にあるキャラが動いたら、そのキャラはすぐに監視モードに入らず、他のキャラを動かす。ただし、他のキャラは絶対に最初のキャラよりも前に出ないようにする。そして、全てのキャラの動きが終わってから、監視モードに入るようにしよう。
特に、敵の動きが聞こえたときなどは、むやみに動く必要は無い。部隊が有利なポジションにいる場合は、数ターンは動かずに監視し続けて様子を見よう。動くときも、1キャラのみを動かすだけで、後の全員は動かずに監視していても良い。そのくらい慎重に動くようにしなければ、インポッシブルでの生存はおぼつかない。
・危なくなったら退く
敵がわらわら出てきてどうしようもない。このままでは危ない･･･！というときはあるだろう。その場合は、いったん全力で撤退しよう。ダッシュで走って、後ろの方に逃げるのだ。
敵はダッシュしてこないうえに、こちらが視界から消えると、途端に慎重に物陰に隠れながら動くようになる。必然的に、進行スピードは鈍り、移動も敵ごとにバラバラになる。その間、こちらは後ろの方に逃げて体制を立て直し、近寄ってくる敵にリアクションショットを喰らわせよう。この退却というテクニックは非常に重要なので、是非覚えておいていただきたい。
・グレネード、ロケットの有効活用
インポッシブルでは敵のHPが多いので、セクトイドですらグレネード一発で殺せない。しかし、グレネードには命中率無関係に必ず当たるという偉大な特徴がある。これを有効活用しない手は無い。新兵の頃で命中率に自信が無ければ、ためらわずグレネードで殺そう。
効率から考えれば、できれば2体以上爆発に巻き込みたい。HP4～6の敵でも、2発で2体殺せるならば割に合うだろう。
また、ロケットの方は、広い範囲を巻き込み、シンマンクラスまで一撃で倒せるという利点がある。性能の良いヘビーは大事にしよう。
・監視スナに頼る
部隊監視持ちのスナイパーは、チームの主戦力になる。監視スナがいたら、最初のターンで視界の良い最後尾に陣取らせよう。アークエンジェルアーマーを持っていれば、最初のターンで空に飛ばす。他のキャラは、最初のターンに絶対に敵を起動しないようにする（全員その場で監視でも良いくらい）。
スナが所定の位置についたら、前線で足の速いの（出来れば電光石火持ち）が前に出る。絶対ダッシュしないようにして敵を視認し、スナに操作を切り替えて味方が視認した敵を殺す。倒しきれなければ、前に出たヤツを戻して前線を下げ、他のキャラも下がりながら監視モードに入ってターンを終える。こうすることで、敵をこちらの監視ラインに引き込もう。
・倒した敵の数は覚えておけ
これまでに倒した敵の数は、粗々覚えておこう。あとどれくらい倒さなければならないのか！？今戦っている敵の後ろに、まだ敵がいそうなのか！？
敵の数がまだまだ多いならば、下がり気味に戦うことで、新たな敵を起動しないようにする。一方で、敵が残り少ないならば、一気に走り寄って殺してもいい。その辺りの判断を的確にすること。
以上の鉄則を守っていただければ、異様なほどに厳しいインポッシブル・アイアンマンの戦闘も切り抜けることができる･･･かもしれない。幸運を祈る。
･･･以上、XCOMのインポッシブル・アイアンマンをクリアするためのコツを書いてきた。インポッシブルをプレイし始めたばかりの人には、おそらくこの難易度がリロード無しにクリアできるなんて想像もできないだろう。しかし、ヴァーレン博士の言うとおり、人間には無限の可能性が秘められている。やってやれないことは何も無い。
最初の4戦までにボロボロになるか、良い形で切り抜けられるかで、クリアできるかどうかは決まる。あとは、ミスしないようにプレイをしていけば、後半はクラシックまでと余り変わらないプレイ感覚でプレイできるだろう。皆さんも是非、インポッシブル・アイアンマンクリアに挑戦してみて欲しい。道中は苦しいが（本当）、最後にはきっと栄光の勝利を勝ち取ることができるだろう。
以下に、インポッシブル・アイアンマンの1stミッションのプレイ動画を上げておく。プレイの参考とされたい。
【iPadGamer】XCOMインポッシブル・アイアンマン1stミッション（Youtube）