インフィニティブレードのストーリー解説に本気を出してみた(3) | iPadGamer

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2014.4月のインブレのファンインタビューを元に内容を修正。当該記事はこちら



インフィニティブレードシリーズに関するストーリー解説の続き。今回は、1の終わった後から2までのストーリーを解説していく。




●インフィニティブレードAwakening

ついにゴッドキングを倒してインフィニティブレードを入手し、「ドレムの胃袋」に帰還したサイラス。しかし故郷の人たちは、パンテオンのメンバーからの復讐を恐れて、サイラスを追放する。行き場をなくし、再びランティモアに戻ったサイラスは、城に残るダエリル達から、不死者達の最大の敵である「神秘の探求者」の存在を聞き出す。


インフィニティブレードを狙う女盗賊イーサの襲撃、さらにはレイドリーアーの仕掛けた罠からも逃げ延びたサイラスは、ランティモア城から脱出する。サイラスにつきまとい、インフィニティブレードを奪おうとするイーサを捉えたサイラスは、神秘の探求者の情報と引き替えにイーサの命を助ける。神秘の探求者の居場所を突き止めるため、二人は情報屋セイディのもとに向かう。

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旅の途中、秘密の再生チェンバーの近くにさしかかったサイラスとイーサは、待ち伏せの気配を感じて道を避けるが、二人の後をつけて来ていたテルが罠にはまり、ダエリル達に追い詰められてしまう。テルを助けに飛び出したサイラスは、4体のダエリルと戦うが、さらに追加で8体ものダエリルが現れる。

イージスの掟を無視して一斉に襲いかかってくるダエリルに対し、1対1の戦闘の技しか知らないサイラスは窮地に陥る。しかしその時、サイラスの体の中に、知るはずのない遙か昔の記憶がよみがえった。サイラスの体は、無意識のうちに動き、流れるような連続攻撃でダエリル達を倒す。

★おそらく、Awakeningでのこのシーンは、ハクスラ系ゲームになるはずだったInfinity Blade Dungeonsを想定して書かれたものだろう。(このとき、Dungeonsはまだ開発中だった。)




この戦闘で、イーサはサイラスをかばって重傷を負う。サイラスは、イーサに回復の指輪を使わせようとするが、イーサには指輪の力を使うことは出来なかった。テルが治療したイーサの回復を待つ間、サイラスはテルから様々な情報を得ようとする。

テルの説明で、QIPの存在や指輪の使用原理を理解したサイラスだったが、テルが幼少の頃からずっと自分を見張っていたこと、不死者ですら覚えるのに数百年もかかると言われる戦いの型をなぜか自分が使えることなどを知り、不審を募らせる。しかしテルは、サイラス個人のことに関してだけは、頑としてしゃべることを拒み続けた。

★ちなみに、指輪による攻撃魔法の使用原理は、テレポーテーション技術を基礎としているらしい。あらかじめ熱のある場所(火山地帯など)に装置をセットしておき、そこからの熱を指輪を通じてテレポートし、一気に相手にぶつけるのが炎の魔法・・・などなど。敵の不死者が虚空から剣を取り出すのも同じ。



●インフィニティブレード2

ついにセイディの居城に到着したサイラスは、イーサと別れ、ダエリル達を倒しながら奥へと進む。セイディのもとにたどり着いたサイラスは、探求者が遙か遠方のサランシアの地、「落涙の牢獄」にいることを知る。情報を教えたセイディは、サイラスを襲ってくるが、逆にサイラスによって返り討ちとなる。


セイディの座っていた椅子の後ろにあった怪しいスロットに、インフィニティブレードをはめてみるサイラス。しかし、これはインフィニティブレードを奪うための罠だった。まんまと剣を奪ったレイドリーアーは、MAXパワーとなったインフィニティブレードの力で、今度こそサイラスを抹殺しようとする。しかし、インフィニティブレードがサイラスを貫く寸前、イーサが放ったクロスボウの矢の方が、先にサイラスを殺す


サイラスは、再生チェンバーで復活し、自分自身が不死者の一人だったことをついに知る。イーサは、一緒に旅をしている時点で、サイラスの卓越した剣技や、人間には使えない不死者の指輪を使用できることから、既にそのことを知っていた。そして、サイラスが復活できるように、わざとゴッドキングよりも先にサイラスを殺し、後で死体を回収に戻り、再生チェンバーに運んで復活させたのである。

★この再生チェンバーは、セイディの居城の近くにあるもの。付近で待ち伏せしていたダエリル達が、ゴッドキングが定めたイージスの掟を守らなかったことから考えても、ここはおそらくゴッドキングに二心を抱いたセイディが、秘密の隠れ家として使用していたものだろう。



インフィニティブレードを探すというイーサと分かれたサイラスは、テルから真実を聞き出す。サイラスは、不死者オウサーその人であり、死ぬ度に自分を赤ん坊として転生させては、生け贄として成長させることをテルに命じていた。テルはその命令に忠実に従い、長い間、サイラスを赤ん坊に生まれ変わらせていたのである。サイラスは、再び死ぬことがあったら、今度は赤ん坊ではなく記憶を持ったまま転生させるよう、テルに命令する。

★テルは、明らかにオウサー本人の命令で動いている。ということは、オウサー自身が、①自らの存在を消し去ること、②わざわざゴッドキングの生け贄になってインブレを強化すること、の2つを望んでいたということとなる。やはり、リディーマーでオウサーの記憶を消したのは、オウサー本人なのだろう。



サイラスは、自らのダークサイドであるオウサーの存在に不安を覚えながらも、神秘の探求者を解放するため、一人サランシアに向かう。




サランシアについたサイラスは、行く手に立ちはだかるダエリル達を撃破し、塔の上にたどり着く。そこには、落涙の牢獄を守護する不死者セインがいた。セインを退けたサイラスは、セインの制止を無視して封印を解き、命を落とす。

セイン


再び再生チェンバーで復活したサイラスは、その後もアーキビスト・ストーンデーモン・ゴリアテなどの封印を守る敵を倒しつつ、封印を解いては死亡することを繰り返し、かなり時間をかけて、全ての封印を解くことに成功する。



城の各所から、かつての自らの武装であったヴァイル装備を取り戻したサイラスは、地下の聖廟にたどり着く。ヴァイル一式を装備したサイラスが墓を動かすと、下に降りる装置が見つかった。現れたテルが、下にあるのは悲しみだけだと告げて、中に入ろうとするサイラスを止める。


テルの制止を振り切ったサイラスが墓の下に降りてみると、そこにはヴァイルアーマーを着たオウサーと、もう一人の女性の像が、寄り添うように立っていた。


像の周りを巡るうちに、サイラスの中に、オウサーだった頃の自分の記憶が蘇る。

オウサーに「愛してる」と告げる女性の声、行かないでと懇願する声、暴君になってしまったことを悲しむ声、そしてオウサーの像が背後に隠し持っている短剣と、女性の断末魔の悲鳴・・・。

自らの封印された過去を思い出し、悲しみに暮れて立ち去るサイラスの耳に、いつまでも「愛してる・・・」という声が響いていた。



全ての封印を解き、塔上に戻ったサイラスは、復活したセインと対峙する。セインを倒し、ついに落涙の牢獄を開いたサイラスは、中に一人の人影を見つける。なおも立ちはだかるセインを、QIP改変の技を使って一瞬で倒した人影は、自ら「神秘の探求者」であると名乗る。

ワーカー


探求者は、記憶を失っているサイラスに対し、この牢獄から解放されるには、レイドリーアーを生きたまま連れてくることが必要だと語った。

★なんでガラスがレイドリーアーも必要だと言ったのか、この部分もよく分からない。邪魔者であるオウサーとレイドリーアーを、同時に閉じ込めたかったのか? しかし、3の序盤であれだけ閣下を小者扱いしたことを考えれば、ガラスの考えはイマイチ不明。



探求者の無茶な要求に対し、サイラスは見事に答えた。セイディの居城でインフィニティブレードを持つレイドリーアーと対決したサイラスは、死闘の末にレイドリーアーをぶちのめし、生きたまま落涙の牢獄まで運んでくる。


探求者とサイラスは、インフィニティブレードを床に突き立て封印を解くが、その瞬間、サイラスの体から力が抜け、動けなくなる。動けないサイラスに対し、ガラスはサイラス=オウサーこそが、自分をここに幽閉した張本人であることを明かす。そして、サイラスとレイドリーアーを牢獄の中に閉じ込めて、去って行ったのだった・・・。



今回は2まで。残りの3については、明日リリース予定のコンテンツパックSoul Hunterをプレイしてからアップすることとしたい。