XCOMにおけるマネジメント | iPadGamer

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今回は、XCOM: Enemy Unknownの攻略の続き。このゲームでは、戦闘シーンだけではなく、その合間合間における研究開発や装備の充実などの組織マネジメントが非常に重要となる。そこで今回は、人事、お金、そしてパニックレベルのマネジメントについて触れていきたい。




●人事マネジメント
まずは、ベースキャンプから行こう。ベースキャンプでは、兵士の装備の確認をしたり、士官訓練学校で部隊のアップグレードができたりする。


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士官訓練学校は、ノーマルモードまでは初期施設としてあるが、クラシック以降では数回ミッションをこなした後でなければ建設できない。部隊の人数は重要なので、建設できるようになったら、すぐに造り始めたい。


士官訓練学校ができたら、多少無理をしても部隊サイズ1を購入し、部隊を5名に拡張しよう。また、高速回復(負傷者の回復が早まる)や、裏家業(経験値アップ)も、できれば早めに欲しいところだ。


隊員は、1人雇うのに15ゴールドかかる。最初の頃は、金欠なのに次々に隊員が死んでいくし、すぐに負傷して10日間入院とかになるので辛い。計画的に補充する必要があるだろう。なお、雇用した部下は、3日間経たないと到着しないことに注意。


特にゲームスタート直後の場合、隊員は完全に消耗品だ。相手の遠距離攻撃は、完全遮蔽お構いなしに確実に命中。撃たれて死ぬ、爆発で死ぬ、毒で死ぬ、出血多量で死ぬ・・・。


そのくせ、こちらの攻撃は、たとえ78%でも全然当てない。ここは殺っとかないと!・・・というところでも確実に外し、プレイヤーを絶望に追い込む。ましてリアクションショットなんか、当てることを期待する方が馬鹿馬鹿しくなってくる。


一人が死ぬとすぐにパニクる。負傷したり、毒を喰らってもパニクる。パニクったヤツが倒されて、次のヤツがパニクる・・・。こちらの戦力は、一旦減り始めると加速度的に減っていく。


・・・こういう事情があるため、忠告しておこう。隊員のカスタマイズで顔や髪型を変えたり、名前を変えたりできるが、好みの顔にしたり、自分の名前を付けたりするのはやめよう。無駄だ。どうせすぐ死ぬ


自分お気に入りのキャラを育てるのは、せめてタイタンアーマーが手に入ってからにしよう。タイタンアーマーの下に、ベストかメッキを着せれば、そうそう死ななくなる。それからで十分だ。


・・・てか、ラストに向けてサイコミュを育てるにも、ゲーム終盤になってから、士官訓練学校で鉄の意志を購入したうえで新人を育てた方が、結局のところ速かったりする。はっきりいって、個々のメンバーにこだわる必要はあまり無い。哀しいけど、これって戦争なのよね。




●資金マネジメント
ゲーム内では、研究にしろ生産にしろ、何をするにも資金が必要。その資金は、XCOM加盟国から毎月もらえることになっている。ところがクラシック以上では、衛星を打ち上げた国からしかお金がもらえない。衛星を打ち上げない限り、その国からはビタ一文もらえないので、いつまで経っても毎月の収入が増えないのだ。


従って、各国のパニックレベルの緩和だけではなく、資金面からも、開幕直後から迅速に人工衛星と衛星アップリンクを造り始めないと、やがて資金がショートしてしまうことに留意する必要があるだろう。


一月に一度、加盟国から資金をもらうときは、比較的まとまったお金が手に入る。そのときに、なるべく大きな買物(値段の高い施設建設や、士官訓練学校のアップグレード)をしておくようにしよう。




もっとも、加盟国からもらうお金だけでは、日々の装備品のまかないに到底足りない。そういうときは、戦況報告室の「要請と予算」のところから、グレーマーケットに行こう。


グレーマーケットでは、不要品を売ることができる。エイリアンの死体は5ゴールド、パワーコアは75ゴールドなど、まあまあ良い値段で売れる。実際のところ、戦闘でエイリアンの死体やUFOのパーツを手に入れたりしては、このグレーマーケットで売り捌くのが、金を稼ぐ基本手段となるだろう。


研究していないものについては、研究をするまで売るなと言われる。・・・しかし、正直あまり気にする必要は無い。やむを得ないときは遠慮無く叩き売ろう。特に、上位版のアーマーをつくったりするときなど、戦略上どうしても必要なときは、研究してようがしてまいが売る。どうせ、後でまた手に入るのだ。


ただし、装備の作成には、エイリアンのパーツが必要になったりする。エレリウムやエイリアンの合金、武器のパーツなどは、基本的に売らない方がいいだろう。


また、特定の研究やアップグレードには、エイリアンの死体も必要になる。代表的なのは、以下のとおり。
 ・弾薬個の研究:ミュートン×6
 ・治療キット強化:シンマン×4
 ・アーク放電器強化:ドローン×4
 ・チキンメッキ:クリサリス×4


強化版ナノファイバーベストともいえるチキンメッキは、ほぼテロミッションでしか出てこないクリサリスの死体が必要。また、ドローンの残骸は、アーク放電器の強化以外の研究にも必要になる。こういうのは売らない方が良いかも。




まれに、加盟国からのリクエストがある。この手のリクエストは、基本的にお得なので、応えられるものには遠慮無く応えて良い。


特にお得なのは、武器などの加工品をくれ、というタイプのリクエストだ。この手のリクエストに応えることができれば、加工に必要なお金の数倍もの報酬をくれる。資源との兼ね合いもあるが、積極的に応じた方が、資金的な余裕は高まるだろう。




●パニックマネジメント
XCOM加盟各国には5段階のパニックレベルが設定されており、エイリアンの襲撃やXCOMの活躍に応じて、このレベルが上がったり下がったりする。


XCOMが作戦に失敗したり、あるいは他の大陸の方のミッションを選んだりすると、加盟国のパニックレベルは上昇する。


パニックレベルが上がったり下がったりするのは、概ね以下のタイミングである。

【上昇】
・自国ミッション失敗(+2)
・自国ミッション無視(+2)
・同じ大陸でのミッション失敗(+1)
・同じ大陸でのミッション無視(+1)

【下降】
・自国ミッション成功(-2)
・テロミッション成功(助けた人数に応じて減少)
・自国人工衛星打ち上げ(-2)
・シナリオミッション成功(世界的に大幅減少)

【変化無し】
・撃墜したUFOのその後を無視
・同じ大陸でミッション成功




パニックレベルが上限まで上がった国は、毎月行われる評議会の際、かなりの高確率でXCOMプロジェクトから離脱してしまう。


さらに、時々発生するエイリアンのテロミッションを無視した場合、当該加盟国は、評議会の開催を待たず一発で離脱してしまう。テロミッションは、成功した場合、かなりパニックレベルを下げてくれるのだが、いかんせん敵が強すぎ、初期装備の状態では、殺されに行くようなもの。最初に起こるテロミッションは、基本的に無視せざるを得ないだろう・・・。


加盟国が離脱していくにつれて、世界地図上の破滅トラッカーのゲージが増えていく。加盟国が8カ国脱退した時点で、XCOMプロジェクトは終了、地球はエイリアンの手に落ち、ゲームは敗北となる。従って、このパニックレベルのマネジメントが、非常に重要となるのである。




・・・そこでだ。クラシック以上でのゲームプレイで重要となるパニックマネジメントは、どのようにしてパニックレベルを抑えればよいか・・・ではなく、どの国を見捨てればよいかであることを、はっきりと認識しよう。


脱退した加盟国については、二度とXCOMに復帰しない。そのかわり、もうその国に対するケアも一切必要なくなる。拉致事件だって起こることはない。


そもそも拉致は、加盟国で、かつ衛星の無い国で起こるので、脱退が増えるほど、必然的に同じ大陸で複数の拉致事件が発生することが多くなる。そうなれば、一つの国でミッションを成功させるだけで、自動的に他の国でもパニックが抑えられるようになり、非常に楽になる。


衛星の打ち上げについても、脱退した国は対象外なので、必然的に必要となる衛星の数も減ってくるし、アップリンクもつくらなくて良くなる。・・・つまり、破滅トラッカーさえ8までいかなければ、加盟国にはある程度脱退してもらって、全然構わないのだ。


このように、パニックレベルを調整しつつ、じっくりと装備を強化して、シナリオミッションを成功させていけば、パニックは大幅に収まり、やがて世界は秩序と落ち着きを取り戻すだろう。その状態を目指して、ある程度取捨選択をしていくのが、パニックマネジメントだ。加盟国のパニックにビビらず、大局を見据えていこう。




今回は、ここまで。次回は、クラシックでのプレイ序盤のチュートリアル的なリプレイを書いていきたい。