大河ドラマ

「光る君へ〈19〉放たれた矢」
2024.5.12放送
NHK総合 NHK BS
こんばんは~照れ

一昨日、書き途中で寝てしまい、金曜になってしまいましたがガーン
今週の”まひろちゃん”
書いていきますよ飛び出すハート

冒頭、道長が
御簾越しに一条天皇と
”関白にはなりたくない理由”について話していました。
これって、わたしが”雑記”で勉強したことだわね💦

「関白は陣定[じんのさだめ]」に出ることは出来ません。わたしはお上の政のお考えについて、陣定で公卿たちが意見を述べ、論じ合うことに加わりとうございます」

「関白も後で報告を聞くが・・」

「後で聞くのではなく、意見を述べる者の顔を見、声を聞き、共に考えとうございます。彼らの思い、彼らの思惑を感じとり、見抜くことが出来ねば、お上の補佐役は務まりませぬ」

「これまでの関白とはずいぶん異なるのだな」
「はい。異なる道を歩みとうございます」
実質の関白ですからね。
一条天皇はこの言い方になったのでしょうけど。

まだ関白でない人に、これまでの関白とはちがうのだな、というセリフは~ちょっと違和感でしたニヤリ

まぁ、視聴者に対して、内覧や関白、太政官トップ(一上)について理解してもらうための場面ですから。
セリフのビミョーな言い回しに突っ込むのも変かてへぺろ

今回は陣定の場面が多くて。
公卿たちがちゃんと政治っぽいことやっていた。
そこが面白かったですニヤリ

”租税の四分の一免除”
の議題がお上からのもので。
どうゆう経路で奏上され、お上の耳に入ったのだろう?などと、そんなことばかりが気になりましたグラサン

陣定の後に、因縁をつけてきて肩を掴んだ伊周を、振り払った道長。
ぶざまに手をついた伊周の姿は、道綱によって実資に報告されていました。
「そんなおもしろいことがあったのか!?」
「今日もやるかな?」
秋山さんGoodウインク

久しぶりにF4の場面もあって。
右大臣・道長さまを囲んで酒宴🍶
そこで早々に
公任、ずっと参議でいい宣言ガーン
いやいや💦
早すぎでしょ💦
父と同じ関白はあきらめたかもしれないけど、この時まだ30くらいだよね?
官職の上限を決めてしまう年ではないでしょーキョロキョロ

この場面は、おそらく公任と斉信を対比させたかったのでしょうね。
公任が風流人として名声を博した人生を送ったことに対し、
斉信は、大臣への出世欲が強かったことが知られています。

道長フェチの行成は、公任の入れ知恵で、右大臣さまのために貴族たちの裏の顔を、女たちへの寝物語をもとに探ることになりニヤリ
さっそく実行していましたニヤリ

4人それぞれの個性が際立つ、楽しい場面だったわチュー

にしても・・・
行成が集めた情報で、酒乱の烙印を押されてしまった、藤原朝経って、誰?キョロキョロ
いつものWikipediaで 調べてみました!
道長たちの父・兼家の、仲が悪かった次兄である兼通の三男・朝光の嫡男だそうですウインク最終官位は従二位権中納言)

道長の話ばかりになってしまいましたが、我らが主人公・まひろは、またききょうの訪問を受けていました。

洗濯をしているまひろと、
それを眺めるききょう。
これも対比ですかね?
ききょうの中宮・定子への心酔ぶりから、お目にかかってみたい!と言い出したまひろに、ききょうはこの顔ニヤリ
「簡単ではありませんけれど、まひろ様はおもしろいことをお考えだし、もしかしたら中宮様がお喜びになるかもしれません。お話してみますわ」

これ、平安時代の常識ではありえないと思うのですが、研究者の見解としてはどうなんでしょうね?

他のブロガーの方も書いているとおり、宮中にあがるには正式には官位が絶対必要で。
たとえ貴族の娘であっても、無位無官のまひろが宮中へ遊びに行くなど、あり得ない気もするのですが。

のちに登場していた一条天皇が言っていたセリフが気になります。

「ここは表ではない。思うたままを申してみよ」
後宮は大内裏の中とはいえ、主人である貴人の胸ひとつで、どうにでもなったのでしょうか?

わたし、以前図書館で読んだ本で、貴族の娘どころか、庶民の女~しかも乞食の女が、中宮・定子のいる御殿の台所のようなところに入り込む話を読んだことあるんですよね。

仮住まいの御殿でのことで、いわゆる登華殿ではなかったのですが。
清少納言がその女と会話しているうちに、なんと定子本人も表れた~という興味深い話。

詳細は忘れてしまいましたがてへぺろ
(『庶民たちの平安京』という本です)

まぁ『なんて素敵にジャパネスク』でも、瑠璃姫が皇太后に頼んで後宮へ潜入させてもらっていたものねウインク

その時は”人手不足ゆえに女房を内大臣家から借りる”という名目で、瑠璃姫が女房のふりして参内するという場面でした。

いずれ必ず、宮中には足を踏み入れてもらわなくてはならないまひろが、この時期に(越前へ行く前に)宮中へ上がったのは意外でしたが。
「源氏物語」執筆は、彰子に仕える前からだといわれていますし。
宮中のことをよく知らなければ、「源氏物語」は書けないから。
廊下にまかれた鋲を踏んで、嫌がらせの洗礼を受けるまひろ↑

流れとしてはいいんじゃないでしょうか?無位無冠でも。
フィクションだしねグラサン

でも、定子に対面しているうちに一条天皇まで登場して。
さらに、伊周&隆家まで登場して。
あまりにドラマで笑っちゃいましたニヤリ

帝の前で、おのれの夢について語るまひろ気づき
なんでそこまで、身分が低い者でも政事に関われる世界にこだわるのですかね?
直秀があんな死に方をしたとはいえ。
「源氏物語」ってそんなテーマ、扱っていないですよね?

今後の伏線だとは思うのですが。
道長が、科挙のような人材登用を試みた話とか、聞いたこと無いしニヤリ

どうなっていくのだろう?
少し不安キョロキョロ

にしても。
恐れ多くも帝に意見を申し上げて、潮時だったとはいえ、にわかに表れて、身分の低いまひろをさんざん蔑んだ伊周&隆家。
どこまで悪役なんじゃガーン

ここまで徹底していると逆に見事な演技が際立ってくるわえー

まひろが帝へもの申したことは、帝本人の口から道長へ伝わりました。
まひろの名を主上から聞いた道長は動揺して。すぐ行動ダッシュ

ちょうど除目の申文の季節で。
たくさん積まれた申文の中には、まひろの父・為時のものもある。
それを探し、見つけ出した道長。
「淡路か・・」

大国(越前など)の国司任官を望むには五位でなくてはならない、のだそうです。
(六位の為時には小国・淡路がせいぜいらしい。それでも出過ぎた望みだとかニヤリ)

けれど、まひろにせっつかれて、不相応な申文を書いたと思われる為時。

その為時の邸に、辞令?を持った官人がやってきたびっくり
え~びっくり
辞令って自宅でもらうの?
と、そこに驚くてへぺろ

ここで為時は、
正六位上→従五位下に
叙爵されました爆笑

おめでとうございます飛び出すハート

「右大臣様からのご推挙でございます」

そう言われて、まひろと右大臣・道長との関係を、改めて感じ入る為時&いとニヤリ
五位の官服である赤い束帯を宣孝のもとに借りに行く、まひろが席を外した隙にささやきあっていました。

翌日、赤い束帯で参内し、推挙の礼を、悲田院で娘を助けてもらった礼を、改めて道長へ述べる為時。
礼を言うためだけに参内したのですかね?

最後のほうは『長徳の変』の実写化で。

恋人(斉信の妹)に裏切られたと勘違いした伊周が、隆家にけしかけられて、恋敵が誰か、確かめに行く。
そこで隆家がふざけて、矢を放った!その相手は「院」チュー
ひさびさの登場でした!
花山院役の本郷奏多さん。

騒ぎを聞きつけてやって来た斉信に介抱されていました。

「いかがされました!院」
それを聞いた伊周のセリフ↓

「院?」

院?じゃないよ~プンプン
目を見開いて、馬上で留まっていましたが。
逃げなくていいの?
いちおう、矢を射る隆家に
「よせ!」
とは言っていましたが。

もちろん共犯ニヤリ
どころか伊周が主犯扱いでしょうな。

史実では、花山院の従者2人が首を跳ねられたらしいですから。
伊周側にも従者は複数いたにちがいないえー
(今回の画像ではひとりしか確認出来なかったけど)

来週は「長徳の変」にまつわる騒動でしょうね。
伊周の母・高階貴子や
中宮・定子(←そろそろご懐妊のはずニヤリ)
女たちが涙する回ですね。

次回も楽しみです。

[紀行]
京都府京都市
陽明文庫(御堂関白日記) 
滋賀県高島市
安曇[あど]川町(巻筆)

お読みいただき
ありがとうございました。