おはようございます!
れんしゅう大好き!です
今日は少しまじめ
トレランをしていく中で発生するリスクについて考えます
先日、仲間がTokyo Grand Trailという超難関レースに参加していました。
私がリアルで知る限りの最強の同世代女子です。
体力も経験もたっぷりある人です。
雷雨にもなるようなレース中の悪天候で、IBUKI(リアルタイムで選手を追跡できるツール)も反応しない。
レース数日前に、同じ山域で遭難事故が発生したというのも相まって、一体どうしてるのかと心配でした。
(後から聞いた話だと、なんとまさかのIBUKI側のミスで機器の充電が切れてしまっていたとのこと。計測タイムも全て消えたとか。ひどすぎるよね)
本人とやっとこの間会えて、色々話がきけました。
聞いているだけで疲れるくらい壮絶で過酷なレース。
落雷で木から煙があがるなかを走り抜け、
滝のようになった山道を登り、
ツルツルになったサーフェスを下るなか
滑って放りだされて滑落2回…
彼女自身は160kmクラスでエントリーしていたけれど、滑落による遅れとその後のコンディションを考えて110kmクラスに変更して完走したそうです。
それがすごく悔しかったって![]()
でも、もしそのまま160kmコースに行って何かあったら?
山岳救助隊や大会スタッフを危険な目にあわせるリスクを考えたら…で、苦渋の決断での変更だったそうです。
ずっと後悔を口にしていたけれど、それは正しい判断だったと思う。
もしものリスクも考えて判断の材料にしなければいけない。冷静な現状分析、その先の可能性を天秤にかけること。
でも、もう本当に生きて帰ってきてくれてありがとうって感じしかない![]()
一方で、まだ解決していない、同じ山域の遭難事故について書いておきます。
この遭難事故は、トレラン練習会で起こったとのこと。
行方不明になっておられる方は私と同世代の女性。トレランを始めて日が浅かったそうです。
浅いからこそ練習会に参加されたのだと思うと胸が痛みます。
ご家族の思いも考えると気の毒でなりません。
一日でも早く見つかってほしいと心から願っています。
練習会の中での事故は主催者側の準備不足・判断ミスによる人災ではないか、との声もXの中であがっていました。
スイーパーをつけていなかったことは事故の要因として大きかったのだと指摘する声もあったようです。
遭難事故について詳しく知りたい方は、
5/11 奥多摩 トレラン 遭難
で検索ください。
トレランは楽しいけれど、危険なスポーツであることを改めて認識したいです。
常に天候が良いわけではない。
コースロストすることもある。
自分自身の体調とレースの状況をよく捉え、時にはDNFする決断と勇気も強さ。
自分の命、他人の命を危険にさらさないこと。
装備をそろえることは当然として
日頃からの練習の積み上げ
山の知識
地図読みの技術
人命救助の知識
など・・・
宿題は多いです
無事におうちに帰るまでがトレラン。
遠足みたいだけれど
結構大事だと思いませんか?
れんしゅう大好き!でした