先日告知したとおり

詩誌『凪』のライブ朗読会がありました

終始なごやか、かつ各作品が声にのって

情感がもくもくと湧き上がる二時間となりました

 

白島真さんのツイキャスページで

アーカイブをお聴きいただくことができます

以下のリンクをご覧ください

 

 

 

同人の詩ももちろんですが

朗読者によって詩の色や形があらわれるといいますか

そこが朗読のだいご味ですね

なにより会の運営チームの方々の手腕が光ります

 

白島真さん

詩村あかねさん

鈴木奥さん

 

圧巻だったのは裏路地ドクソ@退廃的詩人さんの

『暗夜の灯』です

細かい文字で4ページにも渡って描かれた

震災後の情景と心情

裏路地さんは能登で被災され

タイトルは避難する車のものでしょうか

テールランプの赤い色のこと

もともと鬱を患っておられ

(ツイッターで公開しておられます)

そこにまた震災が重なって同人みんなで心配していました

一瞬にして変わってしまった町を咀嚼する毎日

来し方を思いめぐらす様子が

リズミカルにあらわれる複数のフレーズによって

ドクソさんが内面でも肉体でも

ずむずむと行脚する足取りが聞こえてきそうです

震災にあって命の大切さを知り鬱が治る!

なんて筋書きをちょっとでも期待していた私がいました

 

そんなものではないんだ

そんなものではないんだよ

 

主催の石川敬大さんによる愛犬の臨終の様子も

胸を打ちます

今号はほかに対話形式の作品も印象に残りました

 

『凪』の男性同人はイケボの方が多くて

(イケメンボイスと最近しりました)

ふーっとうっとりしてしまいます

 

私といえば「若き亡者」をそれはそれは何度も練習して

でもどこかに書きましたが声を大きく出そうとすると

感情がはがれ落ちてしまうので

今回は感情優先で読みました

いまのところこのスタイルで私はいいのかなと思います

感情優先ボイスをライブでいきなりGo!とできるか

など今後の課題も頭にいれておこうとおもいます

 

ぜひ詩誌『凪』五号とともに

白島さんのツイキャスをお聴きになってみてくださいね

過去のものもあります

 

 

薔薇に新緑

薫風がわたる