お正月のご挨拶をしてからしばらく経ってしまいました

その日数時間後にあの能登の地震が起こって

すっかり気落ちしてしまい言葉が出なくなってしまいました

詩は生まれていたのですが

こういったソーシャルメディアで外に向かっての言葉が

消えてしまったのです

だんだん物資も届くようになったということで

少しずつまた発信できるようになりました

 

今日は詩評にチャレンジしてみたいとおもいます

 

詩を書くからには

どうやら朗読や詩評をするものらしい?

練習してみようと思いました

武田地球さんの話題作『大阪のミャンマー』

詩友が貸してくれたので挑戦してみます

 

 

大阪のミャンマー/武田地球 | しろねこ社

 

 

はじめはシュールな詩が多く、そういった詩人さんなのかなと思ったが、

 

違った。一見シュールなようでいて、それは隔離や逼塞するためではなく、

 

しっかり共感や理解でつながっている。特に前半がきらきらしくて良かった。

 

旅行がお好きな方なのだろうか、日本にいながら世界も町のここかしこに

 

あって、これがたのしい。エギゾチックな語彙:ミャンマーしかり、

 

レモンパイ、ライチ、アンコールワット、ナンそういったものたちが

 

スパンコールのようにきらきらとちりばめられ、歯切れの良い文体で

 

提示されている。これはまぎれもなく日本。

 

逼塞しがちな個人とその集合体である世界に対して、

 

固まらないで、混ざっていこうよ!という

 

武田地球さんによるパラダイスへの招待なのかもしれない。

 

 

 

 

もうSold Out! すごいですね

表紙もすてきです