年に一度詩誌『詩と思想』で一人選ばれる新人賞
今年は雨澤佑太郎さんの「ノックする世界」が選ばれました
おめでとうございます!
雨澤さんは大学時代からインカレポエトリなどで活躍され
詩集もすでに一冊刊行しておられるのですね
プロフィールを拝見しました
短歌もしておられるとか
若い世代もどんどん詩の世界で活躍してほしいですよね
雨澤さんのツイッターはこちらです
さて私といえば
昨年はなぜか申し込まなかったのですが
今年は勇気を出してみました
私の作品「山姥の刻(とき)」は
本選選考対象の27作のひとつに選ばれたようです
光栄です
研究会やツイッターでお見かけするお名前もあちこちに
あおい満月さん 大山元さん 佐野亜利亜さん
清水らくはさん 柊月めぐみさん
最初私はコロナを主題にした詩をずっととっておいて
これを出そうとおもっていました
でも直前になってこの山姥の詩の構想がわき
こちらのほうが私らしいかなと判断しました
この詩はPMSや更年期を主題にしたものです
女性の全員ではないとおもいますが
月の半分何者かに占領されたようになり
加えて年をとるとだんだん大胆になり自由になり
いかにも物狂いになっていく
そんな様子を書いてみました
山姥ってきっと自由になった女の強さや怖さを
反映した姿なのかなっておもいました
編集委員が三票以上をいれた作品が第一選考に残ると書いてあります
こんなエグい詩にすくなくとも三人もの先輩たちが
票を入れてくださったんですね
とても嬉しいです
これからは遠慮せずにこういった
「美しくない詩」を
書いていこうとおもいます
私の美しい詩はどうも力がないように思うのです
途中でちょっと甘いところがありますので
さらに推敲を重ねて
いつか「山の人々」「魔法」をテーマにした詩集に
おさめたいとおもいます
白薔薇のアイスバーグです
光の加減で桃色になりました
これはまるで山姥が去ったときの乙女の様相