詩を書いているひとが
みずからを詩人と名乗るのは
どんなときなんでしょうね
会社員、専業主婦主夫、IT技師、塾講師
などなどと肩書に書いている詩人さんも多いです
詩を書いて詩集を出しているからといって
じぶんを詩人と呼ぶわけではなさそうです
いっぽう他の仕事をしていても
詩人と名乗っている人もいるでしょう
私はまだ自分を詩人と呼ぶことはできません
「詩を書いています」と言っています
はじめてからまだ日が浅いですしね
みなさん興味シンシンで話をきいてくれます
既知の間柄の友人や親戚も
ほ~って感心してくれます
詩を書いているというのは
何やらとても輝かしく響くようです
でも詩人です、とはまだ言えない
ずっと探していたアートの糸口が詩なんだ
それは確実です
詩が見つかってよかったです
功名心のために書くのはちょっと違うし
人からそう呼ばれるのを待つのも
またちがう
たぶんですけど
どうやら詩しかうまくできることがない
ってわかったときなんでしょうかね
あるいは詩の森に迷い込んで
もう引き返せない、と悟ったとき
自らを詩人と呼ぶのでしょう
いつか海外旅行をしたとき入国審査の職業欄に
Poet って書いてみたいな
職員のひとと話がはずみそうですね
これは「しろたえ」という名の薔薇です
聖母マリアのデコルテの色だとおもうのです
秋に咲いたときのもの