聴者の両親のもとに生まれた

聴覚障がい児が経験しやすい

「ディナーテーブル症候群」

ご存じですか?

 

”大まじめにアソブ経験”をネタにして
”笑い溢れる人生を創造する”オンラインサロン
IORISM LANDのブログです。
ランドメンバーが日替わりでブログを更新しています♡

 

こんにちは、イデアです。

 

我が家は、

夫、私、長女、次女

の4人家族です。

 

 

このうち、

長女だけが聴覚障がいを持っていて、

あとの3人は聴者(聞こえる人)です。

 

私も夫も、

元々手話の経験があったわけではないので、

基本のコミュニケーションは、

声を使う「口話(こうわ)」です。

 

次女は聞こえる子として生まれましたが、

赤ちゃんの時から、手話と口話どちらも使って

育ててきました。

 

▶聴覚障がいのある赤ちゃんと同じ発達をした次女

 

 

現在の次女は、

保育園では口話、

家では、手話と口話がごちゃまぜ、

といった感じ。

 

家にいる時は私も夫も、

声を出しながら手話をする

ということをしています。

 

それが例え、

夫婦同士の会話であったとしても、

長女が近くにいる時はそうしています。

 

それはなぜか。

 

長女の聴覚障がいが分かって

しばらくした頃、

聴者が聴覚障がい者を育てる時に

気をつけなければならないことを

聞いたからです。

 

それは、

 

ディナーテーブル症候群

 

 

 

これは、

家族団らんに参加できないろう者の経験をもとにした

現象学的研究のことで、

アメリカ人ろう者のデビット・ミーク氏が行ったものです。

 

 

聴者とろう者は、

当然ながらコミュニケーション方法が違います。

 

見ていなくても会話できる聴者と、

見ていなければ会話を理解できないろう者。

 

聴者はどうしても、

声だけで会話をしてしまいがちで、

ろう者の家族が見ていない間に

話題が変わってしまい、

会話についていけない、ということが、

家族団らんの場で起こりがち。

 

同じ家族なのに、

一人だけろう者であることで、

孤独感を感じてしまうのです。

 

 

 

 

この現象を防ぐためには、

本人に話しかける時以外でも、

常に手話を使って会話をするのが

ベストだと教えてもらいました。

 

例えばろう者の子がテレビを見ている時、

同じ部屋で夫婦で会話していたとします。

 

ろう者の子が両親をちらりと見た時、

自分に関係ない話をしていたら

またテレビに目をうつすし、

 

興味のある話題だったら、

入ってくるかもしれません。

 

これは聞こえる子だったら

意識しなくても起きていることで、

聴者の家族の中にろう者がいる場合は、

それを意識的に作り出す必要があるのです。

 

 

 

私はこの話を聞いた時、

まだ手話なんて名前くらいしか

言えなかったけれど、

 

我が家は絶対に孤独にさせない!

と強く思い、

それ以来、

夫との会話、次女との会話でも、

なるべく手話をつけて話すようにしています。

 

 

できない時もありますが、

同じ家族なのに孤独を感じるなんて

そんなの嫌だなと思っているから。

 

これからも手話力を

上げていきたいなと思います。

 

 

 

現在、障がい児を養育している方へアンケートを実施中!

6月30日まで。ご協力お願いいいたします。

アンケートはこちら

 

 

イデア

 

 

 

魂ゼミin大阪

人生変えちゃう?魂イベントin大阪やるよー!

日時:7月 5日(金) 12:00~15:00

※終了後お茶会あり♬

場所:大阪市内イオリズムセミナールーム

ファシリテーター:おがわかげひささん

お申込みはこちら