ギャンブルから足を洗った前田伊織の話

こんにちは、前田伊織です。

その昔。

私は自覚のないギャンブラーでした。

今日は、そんな私が、
ギャンブルから足を洗った話をします。

私が、自分がギャンブラーだったと
はじめて自覚したのは、今から6年前。

2003年から10年経営した
アパレルのセレクトショップの閉店後。

知ったときの衝撃たるや・・・

ガクブルなんてもんじゃなかったです。

ぬぉぉぉ～～！！！です。

腹の底から。

「オ…オレの10年は一体何やってん～！！」

アパレルのセレクトショップ時代。

3カ月に1度くらい、
海外に買い付けに行っていました。

サラッと聞くと、なんかオシャレ。(笑)

「海外へ買い付けに行ってきますのよ、
　オホホホホーーー！！」

ってな、優雅なセレブ旅ではございません。

血と汗と涙にまみれ（血は出てないｗ）、
それはそれは修行の旅。

オリジナル商品を工場に頼んで作る、
というのもありましたが、
ほとんどが、足で回って
目で見極めて、交渉して・・・

そんな、泥臭い地道な工程で
商品を仕入れていました。

この話、「私もそう！」という
小売業の方もいらっしゃるんじゃないかな。

ほんと、
好きだからできた仕事だなって思います。

現地では、もちろん、ファッションの
トレンドは変化していきます。

前回の買い付けで人気があったものは、
次の買い付けではもうない、
なんていうのは当たり前。

私の願いに反して、
「なんでこんなデザインになってしもてん！」
という、泣けるほど切ない
流行の移り変わり・・・

そんな中、
せっかく時間とお金をかけて
海外まで来たんだからと、
なんとかいい商品をゲットしようと
ますます修行は苦行になっていきました。

という背景を踏まえて、
私の仕入れのスタイルというのは・・・

「これはイケる！」と
大量に仕入れた商品は、売れ残り。

「とりあえず仕入れておこう」と、
数点だけしかないものは、即完売。

そう！

まさにこれがギャンブルなんですっ！

当たるも八卦当たらぬも八卦。

なんとなくイケるかも？で仕入れ、
大当たりすることもあるけど、
大外れすることの方が多い。

つまり、何の根拠もない、
ギャンブルの賭けと同じやり方です。

あ～、書いていて悲しくなってくる。

わざわざ、負け試合に行くようなもの。

でも！

「次こそは～！」

買い付けに行く前は、願掛けです。

「売れる商品が見つかりますように！！」

願望だけを胸に、現地へ・・・

汗水たらして駆けずり回るものの・・・

撃沈・・・

同じことを繰り返し、10年ですよ、10年。

閉店後にちゃんとビジネスを学び、
やっとやっと！

ギャンブルから足を洗うことができました。

それは・・・

ビジネスの原理原則を知ったから。

その通りやってみたら、
今までの苦労がウソのように
「欲しい！」「お願いします！」と
言っていただける商品を
作れるようになりました。

20代後半から30代にかけてだったから、
まだよかった。

今なら10年も、気力も体力も持ちませ～ん。

見よう見まねでなんとなくやっていたら
ほんとに身を滅ぼします。

あなたはギャンブルビジネスを
していませんか？

私が向き合ってきた数多くの女性起業家が
実はギャンブルビジネスをしています。

ギャンブルビジネスっていう自覚がある方も、