こんにちは、前田伊織です。
今日は日曜日なので、プライベート話をば。
小学2年生の私の息子。
小学校に入ってすぐ、言いだしたことがあります。
「ぼく、ソフトボールをやりたい!」
子供会のソフトボールチームがあって、それに入りたい、と。
夫も私も、野球にもソフトボールにも関心が薄く、家で話すことなんて皆無。
試合を見ることも一度もありませんでした。
そんな環境で育ってきた息子がなぜ突然ソフトボールをやりたいと言い出したのか。
それは・・・
当時息子がハマっていたテレビ番組、アメトーーク!の影響。
大谷翔平大好き芸人を見て、大谷選手に惚れちゃったからです。
ソフトボールチームに入団したのはいいけど、同学年のお友達は誰もいない。
2年生に上がり、新入団してくるかな?と思いきや、誰も入ってこない。
息子はこの1年半、ずっと下っ端で、たった一人。
上級生ばかりの中、一番小さな体でお兄ちゃんお姉ちゃんたちの背中を追いかけてきました。
ほんとによくがんばってきた。
私たちには真似できないなぁって、いつも夫と話していました。
そんな中、ここ数カ月。
息子のソフトボール熱が冷めてきているのを感じていました。
「明日、ソフトボール行かんでいい??」
休みたいと、何度となく切り出してくる息子。
その度に話し合いをしながら、なんとか通っていた状態が続いていました。
そして先日。
ついに、かなり深刻に相談してきました。
「ぼくな、ソフトボールやめたいねん…」
これはいよいよ、ガッツリ向き合って、どうするかを考えるときだな、って。
時間を取って、息子の想いを聴きました。
話を聴くものの、「辞める」という決め手には欠けていました。
親として、難しい判断。
無理やり行かせるのも違うし、でも、辞めちゃうことは簡単。
腹を割って話し合って、結論が出ました。
もともと行くことになっていた練習。
今日行ってみて、自分の気持ちと向き合って、どうしたいか決める
家族の意見が一致して、準備して練習に出かけて行った息子。
見送った背中。
覚悟を決めているように感じました。
あとは、本人に任せよう。
暗くなってから、帰宅した息子の第一声。
「次の練習の時には、これを持っていくわ~♪」
え?次の練習ってあなた・・・
「うん!続けることにしたよ!!」
そうなん??何かあったの?
「コーチに言われてん。毎日来いよ、って!」
うれしそうに話す息子。
なんかね・・・
乗り越えて、
男になった姿がそこにありました。
息子が大きく感じました。
とても感動しました。
コーチから言われた、たった一言。
「毎日、来いよ。」
これで、一人の少年の人生が変わったんです。
大げさかもしれないけど、1年半続けてきたことをやめるか、続けるか。
これって、人生の選択です。
コーチが、辞めようか迷っていた息子の気持ちを察してくださっていたのかどうかは分かりません。
偶然かもしれません。
でも、一人の少年の心を動かしたのは、このたった一言だった。
本人なりに、小さな胸を痛め、苦悩していたのを、私は知っています。
親がどうしようもないところでもあります。
本人が、決断すること。
これからの人生の中で、こういう選択は、数多く訪れます。
その度に、しっかりと向き合い、決めていける人になってほしい。
そこには、自分ひとりじゃなく、信頼する師や仲間の存在は不可欠。
小さな出来事かもしれないけど、私にとって、今回のことは、親として成長させてもらったという実感があります。
そして、リーダーが発する言葉の大切さも痛感しました。
もし、コーチがこの一言を息子に言ってなかったら?
もし、別の言葉をかけていたら?
息子の人生はそこで変わっていたかもしれません。
私たち起業家は、クライアントにとってのリーダーです。
たった一言で、相手の人生を変えることが大いにあり得る立場です。
身が引き締まる思いと共に、続けるという選択を自ら選んだ息子の成長を感じました。
私には、今でも、息子の寝顔はこれ。
赤ちゃんにしか見えなかったりするけど、この出来事があってから、男になったなぁ~って思います。
「男の決断をしたんやな!かっこいいぞ!!」
そう言うと、息子はまんざらでもない表情でした。
「男の中の男記念日やな!ポーズ取ってや~!」
ってお願いして、取ってくれたポーズがこちら。(笑)
赤ちゃんから幼児へ。
幼児から少年へ。
少年から男へ・・・
これからも、あなたの成長と向き合い、そばにいるよ。
愛を込めて
最後までお読みいただきありがとうございました。


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