チェルノブイリ原発について考える ② | IORI handmade 旅と絵

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美大院卒→フィレンツェ留学→世界一周→結婚→出産→子育て 旅の絵を描いています。InstagramとYou TubeチャンネルもIORI handmadeです。
女1人で世界一周をして50ヵ国以上周りました。今は家族でバックパッカー。

最初の写真は事故の翌月に行われたお祭り。
全員、被曝者となりました。

なぜチェルノブイリ原子力発電所で事故が起こったのでしょうか。

最初の発表は作業員による運転ミスというもの。
 
当時の新聞です。

ソビエトによる正式にみとめらた記事は左下のピンク色の部分だけです。

スターリン(写真はジョージアのゴリにて)による恐怖政治以降、関係者達は事故を隠蔽しました。

責任を負う怖さから。

大した事故ではないのだと。
すぐに適切な対応をしたので大丈夫です、と。

これが事故を拡大させ、被害者を増やす結果となりました。

消防隊、清掃員、警察、現場に駆けつけたあらゆる人達は、放射能の数値を知らされませんでした。

設計ミス。

不十分な実験。

その罪を擦りつけられた作業員。
 
情報の開示をしたのはゴルバチョフでした。

4号炉は上から大量のコンクリートを投入し、封じられました。
効果は30年。

その危険性から、ヘリコプターの操縦士にはソビエトの勲章が与えられました。

何キロもある鉛の防御服を来た作業員も投入されました。

【閲覧注意】
あえて載せますが、この奇形の動物は子豚です





大量の松を植え、放射能を吸わせるプロジェクトも実行されました。

赤く染まったことから
「赤い森」
と呼ばれているそうです。
 


人体の放射能計測装置。





事故以降に生まれた子供達の染色体異常は7倍にまでなったと言います。

日本とウクライナは、同じような悲しみを持つ国です。

福島とチェルノブイリ。

私たちにできることってなんでしょうか。