音楽づくりとは | 楽しく長く続く!高津区二子新地のピアノ教室「イオラナミュージック」

楽しく長く続く!高津区二子新地のピアノ教室「イオラナミュージック」

川崎市高津区・二子新地駅すぐのピアノ音楽教室「イオラナミュージック」です。
ピアノレッスンの他、インディアンフルート指導も行っています。

「音楽づくり」って何だろう?




作曲すること?


上手に歌うこと?


上手に楽器演奏する事?




恐らく全て正解です。


でも、本当はもっともっとシンプルなものなのでは?


と最近思うのです。




先週水曜日~日曜日まで、Music Together®のワークショップがありました。


ほんの一部しか参加できませんでしたが、


このワークショップと勉強会で得たもの、


それは


音楽ってSimple is bestだったんだ


ということ。


分かっていても、実際目にしたり体験したりすると


「そうだったんだ!」


という気持ちになります。




体験って、とっても重要。


学ぶということは、目で見たり聞いたりするだけでなく、


体験することが必要です。


楽しいと言う体験から学びが始まり、そこから発展させる。


大人である私でもそうなのだから、


子供にとって「楽しい」と感じる事は本当に大切な事だと思います。




たまたまワークショップに参加出来た日、


オーストラリアの先生のデモクラスを見せて頂く事が出来ました。


その先生のリーディングはとても温かく、楽しく、


「これぞ私が求めているもの!」


というクラスでした。


子供と向き合い、子供を抱き、大人が歌いかける。


歌って聴かせる、ではなく、敢えて「歌いかける」と表現します。


歌うことは”話す”のと同じことだから。


話しかけるのと同じように歌っている、という意味です。


「子供に話して聞かせる」という言い方はしませんよね。


「話しかける」「お話する」、こういう感じだと思います。


歌も同じ。


「歌いかける」「歌う」であり、「歌ってあげる」ではない気がします。




私が見たそのクラスは、先生を筆頭にそんな


「歌いかける」お母さんたちが揃っていました。


大人全員が声を出して歌い、踊り、おもしろおかしい動きを本気で楽しむ。


それを見ながら参加している子供たちは目をキラキラさせる。


「歌う」というシンプルな事で、皆が素敵な音楽空間を共有出来ていました。


とても素敵なものを見てしまった!と、未だに興奮冷めやらず。




こんな簡単な事なのに、実際どれぐらいの人が


この楽しみ方を知っているだろう?


自分の声と体を楽器にして楽しむ事が出来るのに。




知人からよく「どこか習いに行けば出来るの?」と聞かれます。


答えはNo。


ご家庭で出来る事なんです。


音楽って、何も無いところでも遊べるとっても便利なもの。


喋るのと同じように歌いあう事が出来るのに、


その遊び方を忘れてしまっているだけ。




「音楽を習わせよう」


そう考えると、結果的に


「上手く出来る(弾ける)ようにならなければ」


という目標ばかりが目立ってしまい、


その間にある「感性」というものを無視してしまいがちです。


感じるままに歌ってみれば良い、


感じるままにリズム遊びすれば良い、


子供が音楽的な事に反応していたら、真似て遊べば良い、


座って一緒に歌えば良い、


鍋や蓋を叩いて楽器にしてしまえば良い、


曲が流れていたらリズムに乗って動いてみれば良い、


これだけでどんなに楽しいか。


別に上手じゃなくたっていいじゃないか。


音楽を感じたら、それを感じたままに楽しめば良い。



こんなことを言ってもピンと来て頂けないかもしれませんね。


では、想像してみて下さい。


アフリカの人たちが音楽を楽しむ姿を。


何でも楽器にしてリズムで遊び、


歌う人、踊る人、色々な人が参加して自然と音楽空間が出来てしまう。


上手い下手は関係ない。


純粋に、思ったままにリズムを刻み、


思ったままに動き、思ったままに歌う。


日本だったら、TVが無かった昔の時代に


畳の部屋で歌いながらお手玉遊びをする親子の姿。


屋外で縄跳びをしながら歌っている子供達の姿。


お祭りで大人も子供も混ざって歌い、踊る姿。




きっと昔はどこにでも音楽があったのだと思います。


「習いに行く」


のではなく、


「仲間や家族で楽しむ」


もの。



私の子供のころも、子供同士歌いながら帰ったり、


歌に合わせて縄跳びで遊ぶ習慣がありました。


きっとどこにでも”生”の音楽があったはず。


自然と親から子へ、音楽遊びが伝えられていたのだと思います。


でも、今はそういう遊び方が少なくなっている気がするのです。


電子音が増え、TVから流れる音や画像にごまかされてしまう。


本来親から子へ受け継ぐべきなのに、TVが代行しているような気がしてならない。





今日のレッスンでお母様方に聞いてみました。


「お子さんと向かい合って歌って遊んだ事がありますか?」


頷いているお母様もいらっしゃいましたが、半分に満たない程度。


なんて勿体ない。


子供たちはお母さんに歌って貰ったり、


歌に合わせて”ごっこ遊び”をしたり、


タイコ遊びをするのが大好きなのに、


その遊び方を知らずに育ってしまうなんて。




この遊び方を思い出すキッカケを作り、


家庭で音楽を楽しむ習慣をつけられるのが


Music Together®なんだな、と実感しています。




何故自分がジャンベやドラムサークルに惹かれるのか


いまいち理由が分かりませんでした。


分かっていたのは「なんだか楽しい」ということだけ。


でも、最近自分が「楽しい」を体験することで分かった気がします。


音楽が好きな人たちと、技術は関係なく純粋に音楽を楽しめる場がたまらない。


みんなで好きに楽器を叩いたり声を出す事で自然と音楽が出来あがる空間がたまらない。


要は「音楽づくり」が楽しくて仕方ないんだ、と。



基本子供を連れ歩いているので、私の子供も一緒に音楽を楽しんでいます。


家でも音楽に合わせて行進したり歌ったり踊ったり。


親が「楽しい」と思う事を見せていれば、その環境が当たり前となる子供も


一緒に楽しむようになります。


だから「親が楽しむ」というMusic Together®の理念にまた共感しており・・・



うーん。


またキリがなくなってしまいそうなので、この辺で止めておきます(^^;)


是非ご家庭で「音楽づくり」をしてみてください。


替え唄だって、なんだっていいんです。


音楽に正解不正解はない。


歌いたいように歌い、踊りたくなったら踊っちゃって下さい。


感じるままに♪♪


楽しい事間違いなし!です。