しばしの休息の後、レギュラーシーズンが金曜から始まります。
その前に交流戦の総括を僕自身の視点で語ってみたいと思います。
僕はね、去年の日本シリーズの総括で、ヤクルトスワローズが日本一になる時、一つの時代が終わると書きました。
1978年の日本シリーズでは3連覇中の阪急ブレーブスの黄金期を止めました。
1993年の西武ライオンズとの日本シリーズでは、西武の黄金期も止めました。
そして、2021年の日本一は、相手はソフトバンクでは無いけど、ソフトバンクホークスを頂点とするパリーグの時代を止めたのではないか。
そんなblogを書きました。
その時の記事は以下の通りです。
僕のその予言は、的中したのではないか、と思うのです。
どうでしょう?
去年、今年と交流戦の対戦成績は、セントラルがわずかながらもパリーグを制しました。
交流戦が始まってから15年程はパリーグがセリーグを席巻しました。
その時代が終わったという事。
ソフトバンクホークスの圧倒的な物量に、パリーグの他の球団が挑んだ結果、パリーグ各球団の力がセリーグを凌駕し、交流戦ではセリーグの各チームがパリーグの力に屈していた。
そんな状態が長く続きました。
潮目が大きく変わったのが今年2022年であったと思います。
交流戦の成績そのものは、僅差でのセリーグ優位ではありましたが、それは多分に広島と中日の凋落があったためで、全体的に見れば、ヤクルトスワローズに代表されるセリーグがパリーグより強かったと言えるのではないかと思うのです。
中でも、セリーグ各チームのスラッガーの活躍が目を引いたように思います。
ヤクルトの村上や山田哲人、巨人の岡本和真、阪神佐藤輝明、横浜牧修吾、彼らの打撃は、かつての豪快なパリーグのスラッガーを彷彿させるものでした。
投手力で言えば、佐々木朗希・千賀滉大・山本由伸といったセリーグにはない力ある投手はパリーグにいます。
そして野球とは投手力がゲームを支配すると言っても過言ではない。
でもね、チームに勢いを付けるのは、やはり打つ事。
打つ事で相乗作用としての投手力が伴う。
ヤクルトスワローズ優勝を思う時、それを強く感じるのです。
であるからして、そうしたスラッガーないない広島カープや中日ドラゴンズが苦戦を強いられた。
そんなふうに僕は分析します。