スヌーピーという文化 | ニコニコノコノコ

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銅版画とアート、街で見つけた面白いコト、猫、占い、夢日記など、愛とクリティックに満ちた個人のブログ。

最近、気になっているのは、
保険会社のTVCMで、スヌーピーと
ピーナツのキャラクター達が、
やたら日本的なノリで描かれていること。

ものすごく違和感。

クリスマスのCMは
「ま・み・む・メリークリスマス~♪」
と、歌っていました。

日本のことばあそび的な歌詞を
アメリカのコミックキャラクターが
高らかに歌う構図って、
ジェロくらい違和感あるよ。


正月バージョンは、
「ま・み・む・めでたいお正月~♪」
って歌いながら、
みんなで餅を焼いてるよ。
ヘンだよ。

そりゃぁ、その方が親しみやすさがわいて
宣伝効果があるのかもしれませんけどね。

小学生の頃、スヌーピーのコミックを
たくさん読んだ経験を持つ者としては、
「こんなのスヌーピーじゃない!」
って、却下したい気持ちになります。

当時は、スヌーピーというコミックの
存在そのものが、アメリカの文化を
伝えてくれる存在として輝いていた。

日本にはなかった異質なイベントの存在を
教えてくれる、いわば教科書みたいな存在だった。

ハロウィンもイースターも感謝祭も、
ゴルフ大会もスペリングコンテストも、
キャンプも野球もラグビーも、
なんだか、なにもかも
スヌーピーから教わったように思う。

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それが、なにさー、
「ま・み・む・」って…。

それが時代の流れ、といわれれば、
仕方ないのかもしれないけど、

世の中でひとつのゆるぎない文化を
確立しているキャラクターなどを、
商売に利用するために
都合よく変質させてしまうことに、
ちょっとしたコワさと残念さを感じる。

スヌーピーの登場人物たちは、
あんなふうに和気あいあいと
みんなで歌ったりしないキャラクターが
持ち味だったのに。

シニカルで冷静で、淡々として、
なにかとタメイキをついている、
あのキャラクター達にシビれていたんだけどな。

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なんでもありの世の中で、
何が正しいとか、間違っているとか
主張もできないのだけれど、
あれは、あのスヌーピーは、なんか違うよ。

作者が亡くなってるから、弱いよなー。

まぁ、ムンクも自分の「叫び」が、
よもや起き上がりコボシ人形に
アレンジされたりするとは、
思ってもなかっただろうから、
やっぱり時代の流れなのかしらねぇ。


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「あれは違う!」
なんて文句を言ってること自体が、
ちょっと歳を食った自分が、
もはや時代の真中にはいない、という
実感なのかもしれません。

でも、そんな風に意見を言う存在として、
ブレずに行きたいと思っています。
うるさい老人になるだろうな、自分w