予想以上の面白さでございました。
迫力満点なので、劇場での鑑賞をお勧めします。
しかし、劇場での鑑賞は、
他のお客様との微妙な距離感を体感しつつ、
映画を楽しむという事になるわけで、
今回は、隣の席に初老の男性、
後ろの席には、
かなり年輩で頭も真っ白な女性達、
という環境で、
まず、初老の男性が、隣の席で、
定期的に
うめきます。
「ゔぅ」とか「ゔぁ」とか「ぐゔゎ」とか、
表現しにくい音声が映画の最中に、
隣から聞こえてくるので、
これは、けっこうイラっとします。
後ろの白髪頭のおばあさんは、
途中でヨロヨロと席を立ち、
あぶなっかしい足取りで暗い場内を、
かなりゆっくりトイレに向かっていきました。
若者のように、機敏にかがみながら
移動することは、もはや不可能なので、
彼女の通る位置にいた人たちは、
相当イラッとしたことでしょう。
となりのオジイちゃんは、うめきますが、
息や体臭が臭かったり、
身体を動かしまくったりしなかったので、
私の被害は、さほどなかったと言えます。
後ろのおばあちゃん達も、
劇中ガサゴソすることもなく、
トイレ問題だけだったので、
そんなに被害はありませんでした。
「被害」と言ってしまうと、
ご老人の方々に申し訳ないのですが、
まぁ、静かに集中したくて
劇場に来ているわけですから、
やはりマイナス感情で観察してしまいます。
映画が終わると、隣のオジイちゃんはひとこと
「長い映画だったな…」とつぶやいていました。
映画中は無言(うめきはしてたけど)でしたが、
そういえば、始まる前も
ひとりでブツブツ言ってました。
自分の席のまわりをみまわして
「まぁいいか」と言っていたような…。
後ろのおばあちゃんは、映画が終わると、
「まぁ~、ご苦労様でした」と言うので、
エンドロールを見ながら、
映画の感動の余韻を楽しんでいた私は、
「すごい映画を作った監督への賛辞」のように
思ったのですが、
すぐに、その言葉が、
長時間座り続けて映画を見終わった自分たちへの
ねぎらいの言葉であったことに気がつきました。
そう思うと、なんだかおかしくて、
ひとりで、笑ってしまいましたヨ。
映画が、特別長いわけではなかったのですが、
やはり15分前に開場、15分くらいCMを上映されて、
本編が2時間ちょっとあり、
エンドロールが終わるまで場内が暗いので、
なんだかんだで3時間近くかかるわけですね。
いつも思うことですが、年輩の方には、
この3時間の間、トイレに行かない、
同じ姿勢を続ける、などが
困難なことが多いようです。
これからは映画館もシルバー対策を
考える必要があるかもしれませんね。