上野の美術館で、ヴィーナス展を見てきました。
立派な建物の中で、女性の裸をたくさん並べて、
みんなで鑑賞するのですから、ちょっと視点を変えると
とても妙な感じです。
昔のヨーロッパ絵画だからといって、なんでもかんでも
「芸術だ」とあがめ奉るのはどうかな、と思います。
「ウルビーノのヴィナス」が今回の展覧会の看板娘ですが、
今で言うならグラビア・アイドルってとこじゃないでしょうか?
ティッツァーノは、他にもヴィナスの絵を何点か描いていますが、
ちょっとオバサンっぽいし、お腹もちょっと段腹っぽくて、
現代の美人のセンスにそぐわないから、
取り上げられなかったのだろうな。
結局、芸術うんぬんよりも、より現代にウケそうな美人の絵を
持って来ているところが、日本の美術館らしいね…。
ま、私も段腹のヴィナスでは萌えないので、
これでよし。
大人になると、
何でもモノの見方があざとくなって、いけません(苦笑)。
キューピドが裸のヴィナスにつきまとっている絵が多く、
「いつでもママと一緒にいたい」感がにじみでており、
マザコン社会は、日本だけのものではなかったのだな、と、
ヨーロッパ・マザコンの原型を見た気がしました。
個人的には、
ヴィナスは絵画より彫刻の方がすばらしい
と思います。
それにしても、最近のEPSONの宣伝はすごいですね。
テレビの旅番組の中でプリンタ使ってみたりする演出とか。
美術館を出ると、EPSONの紙袋を配っている女性がいて、
渡されそうになったので、
「何が入っているんですか」ときいてみると
「パズルなどが入っています」とのこと。
ならば、と、もらってきたけど、
子供だましもいいところで、
パズルというのも、ちょっと紙を折ると絵がつながるという紙っぺら。
袋を開けずに捨てました。
人の多いこの時期に、EPSONのマークの入った紙袋を
みんなに持たせて、歩く人々が宣伝媒体になるようにという
意図が伝わってきます。
宣伝して歩いてやってるんだから、もう少し良いモノを
中に入れておいて欲しいものです。
