「ガタカ」~SFとは懐かしさなのか? | ニコニコノコノコ

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銅版画とアート、街で見つけた面白いコト、猫、占い、夢日記など、愛とクリティックに満ちた個人のブログ。

以前見たことのある作品だったが、再度見る機会を得た。
ガタカ
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SFは好きである。

それも社会派SFが大好き。

ゆえにこの作品は好きな話である。


社会派というのは、その社会がいかにして成り立っているかが

徹底的に検証された上で描かれているような作品を指す。


例えば、未来の話であっても「バイオハザード」なんかは社会派には入らない。

「この話をやるには未来の方が都合が良い」という動機でSFになっているものは

あまり面白くないものである。


面白いSFというのは、今現在の不安感や危機感をベースにして、

このまま未来になったらこんな感じかも…という時間的な継続感がないと

リアリティをもって迫ってこない。

あまりに現状の社会と乖離していては、面白いSFにならない、と私は思う。


例えば社会はものすごく進化して現在とはかけはなれているけど、

人間の性癖みたいなものは、今も未来も変わらない、なんて~演出が粋だ。


「ガタカ」では、ジュード・ロウの役が切ない。

この作品は始終なんだか切ない音楽が流れて、あまり心休まることがない。

しかし、非常に良い作品であると私は思う。


私にとってSFと眠っているときの夢の印象はよく似ている

だからだろうか、SFに強く反応することがある。


SFが先か、夢が先か、けっこう自分的には問題だったこともあった。


吸いこんだ空気に、その匂いに、ふっと記憶を刺激されて、でも何が反応しているのか

しばし戸惑うようなときがある。

SFには、そういう遥かな過去を刺激するような何かがある。

未来のはずなのに、なぜか記憶の底をさぐられるという…。


SFとは、サイエンス・フィクション…あぁ、フィクションと思えば、

納得はいくのだが、襲ってくる感覚に説明がつかない。

それがフィクションか…?