イラストレーターとアーチスト | ニコニコノコノコ

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イラスト

イラストレーターという職業をやりたいな、と何度か思ったことがある。

実際にイラストでお金を稼いだ事も何度かあるしね。

が、イラストレーターという程のものには結局なっていない。

まぁ今だって「是非とも描いてくれ」と言われれば予算次第でやらないでもないけど。

活躍していないから、そんなオーダーは来ないよな(笑)。


大昔の話だが、広告代理店にいた時は、

外注費を削るために挿絵程度は自分で描いてしまったりしていたし、

やってやれないことはない、という意識が強かった。


しかし大量の仕事をこなす立場にいたため、

ゆっくり絵など描いていられるわけもなく、アイディアスケッチやラフを描いて、

それをプロの方に仕上げてもらったりすることも多かった。


こうするとイラストレーターさんにアイディアから考えてもらうより

格段に早く仕事が納まったというわけである。

やや失礼なこともあったが。

私にはそういうネタ出し指示出し仕事の方が向いている。


写真のイラストを引き合いに出して、悪いなとは思うけど、

作品も名前も売れて世に知られるほどになっても、

結局、仕事として絵を描かねばならない以上、自分の意にそまない

不本意な絵だって描かなければならない状況が出てくるもので、

そこが私にはひっかかる。

自分がそういう指示を出す立場にいたせいなのか…?


写真のイラストには、なんだか辛い思いを感じるのである。

コラムに合わせて自分を押し殺して迎合して描いている気がする。

そうやって絵を描くのが楽しいという人もいるだろうけど、

職業としての馴れなのかもしれないけど。


特に広告なんかだと、スポンサーが「イイネ!」って言うまで

描き直さなければならなかったりするのは、けっこう苦痛をともなうだろう。

最近はデジタルになって、ゼロから描き直ししなくても良いケースもあろうが、

デジタルだけに軽く直しの指示が来たりもしそう。


自分の描きたいものを描くことにこだわるなら、

イラストレーターではなく、アーチストでなければならない。

そしてアーチストというのは、

それだけではたいがい食べて行けない職業だったりする。


イラストレーターの方が上に書いたいろんなハードルを乗り越えれば

食べていける職業としては有望でしょうね。

でもやっぱりアーチストとしての生き方にこだわりたいですね。