「ブッチャー・ボーイ」 | ニコニコノコノコ

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「ブッチャー・ボーイ」という映画を見ました。
販売はもうしていないみたいですね。
アマゾンでユーズドで出ていたので、コメントを見てみたら、
この映画発表の1997年は、あの神戸少年連続殺人事件のあった年で、
その影響でお蔵入りになったのだとか。
知らなかったはずです。

先日見た「真珠の耳飾の少女」の中で、

モデルの少女の恋人が肉屋の青年で、先輩の女中が彼のことを

「ブッチャー・ボーイ」と呼んでいたのが印象的だったので、

たまたまレンタルコーナーで「ブッチャー・ボーイ」というタイトルを見て、

興味を持った次第。


パッケージのコメントを読むだけだと、

鬱屈した少年の陰気な残虐性が炸裂するサイコホラーなのか?という

印象を受けるのだが(それで借りてみるのもなんだが)、

実際は、明るくユーモア溢れる構成で、

痛快かつブラックな味わいの優れた映画でした。

暗い話なんだけど明るい、というか淡々としている。


生来の悪ガキが社会と関わる中で、どうなっていくのか、というのを、

ナレーション=本人のモノローグの掛け合いのような語りで

追いかけていく構成。

この構成は、昔からあるけど「時計仕掛けのオレンジ」とか、

最近では「パフューム」とかも似た雰囲気だったかな。

特異な主人公の物語を語る手法としてはスタンダードなのか…?


残虐なシーンは、一応あります。でも怖くない、かな。

ホラーダメな人も多分平気でしょう。

少年犯罪がどういうキッカケでどう行われるか、について考えさせる映画。


ラストシーンがいいです。


ちなみに監督は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」 の監督。

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