冒頭から、夢を解明したい誘惑には抗い難いとしながら、
夢解きをしているうちに、夢の内容には関心がなくなった、
とも言っている。
なるほど。
私も数年間、夢を記録したり、それを読み解いたりして
ロジェ氏と同じプロセスかどうかは別として、
そうやって夢を解明することには、たいした意義はないな、
と実感したことがある。
それである時から、夢を記録することはやめてしまったのだが、
このブログで、わりとマメな記録を再開したのは、
ブログというアイテムが記録に便利であることと、
やはりロジェ氏の言う、
夢の持つ誘惑に安易に乗っかっているのだなぁ、と自覚する。
「人間にとって、意味を持ちうるものでありながら、
しかも同時に、その意味をどこまでも明らかにしないあらゆるものに、
一つの意味を附与しようとする誘惑は、ほとんど抗いがたいものなのだ。」
「夢について」ロジェ・カイヨワ
そういえば、タロットカードなども、同じ誘惑を持っている。
「誘惑」だったのか…。
