「とるにたらないものもの」 「都の子」
「とるにたらないものもの」は江國さんが気になるものたちを取り上げたエッセイ。とるにたらないといいつつ江國さんが描写すると知らない単語は気になって調べてしまったり、食べ物だと無性に食べたくなってしまったり。します。
「都の子」でも江國さんの感性で好きなもの苦手なものについて書かれています。人を無防備にさせるものとして水玉模様が挙げられていてその関連からカルピスを夏のあいだじゅうたくさん飲むと書いてあります。毎年5月になるとある日突然カルピスが飲みたいと思うそう。
紺の水玉模様とクラッシックな茶色い壜が美しいとも。
そう言われると俄然カルピスが飲みたい衝動にかられてしまう。
江國さんの文章には不思議な吸引力があります。
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