京都で一番成長出来るインターンシップ -115ページ目

四半世紀ぶりの痛み

左下の奥歯が痛くて昨晩、実に二十数年ぶりに
歯医者さんに行ってきました。

顔の周りをクルクル回って撮影するレントゲン、
動きの実にスムーズな椅子、
など技術の進歩を満喫していたところ、
そこで告げられたショッキングな事実。

「神経までやられていますね。相当痛くないですか?」

正直、痛いとは思っていましたが耐えられないものでも
なかったのでいわゆる知覚過敏かと思っていたのです。


麻酔をされて治療が始まります。

痛い。

虫歯の痛みよりもよほど痛いので
「痛いです。」と
告げると、
「じゃあ麻酔を足しましょう。
麻酔があまり効かない人もいるんです。
神経に直接麻酔をしますので我慢してくださいね」
とか言われました。

「それってかなり痛いですよね?」
「ええ、かなり」
実際痛かったのですが、これで痛みがなくなるのなら、と
がんばりました。

治療再開。

ますます痛い。

もう仕方がないので我慢することにしました。
小さいころ通った歯医者での治療時の痛みを
思い出していました。
あのころ、こんなに痛いならずっとずっと
歯を大切にしようと勝手に誓ったはずでした。

その心がけは忘れず、永久歯になってからは
虫歯はなかったのですが、どこかで油断していたのだと
思います。

人はそのときは痛みを知り、二度とこんなことに
ならないようにしようと思いますが、
痛みそのものがなくなれば、忘れてしまいます。
でも、同じような思いをすると瞬間的に思い出します。

忘れていくからこそ、前に進んでいけるものかも
しれませんが、自らの意思でその痛みを一度は
受け入れ、そして前に進んでいけるほうが
ずっといい。

そんなことを考えていると、ゾッとする一言を
告げられました。

「あらかた感染しないように神経は取り除きました。
次は全部取るために”しっかり”時間をとって
治療しましょう」

なんで、全部きれいさっぱり取ってくれないんだろう。
聞けないまま歯医者を後にした初秋の夜でした。