イスタンブール、アジア側から歩きはじめる。 | 添乗員 森田 世界の旅

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12月4日、イスタンブール。

海が広くなった、カドキョイ地区の港でバスを降りる。

ボスポラス海峡の終わりマルマラ海の始まりにある地区。

地区といった地区になるずっと前、ローマの時代には

カルケドンと呼ばれビサンツ帝国の時代にはキリスト教の

重要な会議の町であった。

大にぎわいの商店街、海辺だけにケバブだけでなく

サバのサンドイッチ店が多い、

トルコの豊かな農地を見て、美味しい食事を頂いた今、

何を見ても美味しさを感じる。

そんなカドキョイ地区のお散歩をしたら、

 

少し北へ向かいアジア側の中心地、古代ギリシャが植民都市

とした長い歴史を持つユスキュダル地区へ。

ヴァリデスルタンモスク、シャープペンを立てたような塔

ミナレットはオスマン式、

モスクに立ち寄る予定はなかったが、トイレを借りに敷地に

入る。祈りを前に身を清める場所が広い、

さすがにモスクの扉はくぐる勇気はなかったが、、

夕方とあってカドキョイ同様商店街は活気に満ち、

店もレストランも観光客以上に地元の人で賑わっていた。

こちらは地下鉄ユスキュダル駅の入口、

長く深いエスカレーター、

歩きたくなくなる長さ、

水深60mのボスポラス海峡のその下に海底トンネルが掘られ

マルマライという名の地下鉄が通ったのが、トルコ共和国

建国90年にあたる2013年の事。

オスマン時代に構想はあったようで、オスマンの夢150年とも。

プロジェクトには第二大橋を造った大成建設も参加して

高度な技術を必要とするこの海底の部分を担当したんだって。

開通式には安倍首相も参加した。

フェリーで30分、車は大渋滞アジア欧州間を僅か4分で

移動する。

地下鉄の完成で地上の渋滞はされど、我々も欧州側に

マルマライで移動する。4分間だけだけど旅行会社もなかなか

気の利いたことをするもんだ。

スィルケジ駅にはヨーロッパ側を中心としたタイル画が、

オスマン時代の中心地、地中海と黒海の中心マルマラ海には

沢山の商戦が描かれ、縦に潜ってきたボスポラス海峡、

その右側がアジア側。

スィルケジ駅はかつてオリエントエクスプレスの終着駅、

時を忍ばせる素敵なカフェがあった。

夜のボスポラス海峡、風が強くなって来た、

ボスポラス海峡の入口、ヨーロッパ側に切れ込む湾が金角湾、

ヨーロッパ側の2つの地区を結ぶのは1845年木造に始まり

現在石製2階建てのガラタ橋。

上が歩行者専用で、下にはレストランが連なる。

上から釣り人が垂らす糸を眺めながら本日はここでディナーに。

これがいつものトルコの前菜、

メインのスズキのグリルは撮っていなかった、、

食後も夕食を探すガラタ橋の釣り人たち、

 

明日明るいうちにまた来ます。

13泊15日の旅、唯一の2連泊ホテル、ヒルトンボモンティへ

向かいます。