モントリオールから。 | 添乗員 森田 世界の旅

添乗員 森田 世界の旅

放浪癖 バックパッカー 酔っ払い まじめな添乗員 恐妻 かわいい子供
ハネムーン

10月4日、モントリオールから。

モントリオールと言ってもオリンピックとしか

思い浮かばない。それも生まれる前の事だが、、、

海峡幅80㌔のベーリング海が氷で覆われていたとき

アジアからインディアンまたはイヌイットと呼ばれる

民族が移住してきた。

10世紀にはヴァイキングが来たというが定住はしなかった。

1492コロンブスがバハマ諸島に、

1534年フランス人ジャックカルティエは東洋ルートを見つけに

セントローレンス川を昇り今日のモントリオールに到達する。

カルチエはその7年後にケベックシティーにカナダで最初の

砦を築く。

香辛料や黄金はなかったが、17世紀に本格的に植民した

フランス人は毛皮取引で財をなした。

 

17世紀までに大西洋側沿岸はフランスとイギリスがこぞって

植民都市を建設したが、

その後各地で両者の戦争が始まり、1760年フランスが開拓した

ケベック州一帯の土地は英国領となる。

言葉は強要せず、フランス語は残された。

朝一番にダウンタウンの西にある標高232mの小高い丘、

モンロワイヤル公園にやって来た。

セントローレンス川とオタワ川の合流地点の川中島、

その中心地は巨大な商業都市の陰に隠れて見えない。

 

ケベック州の州都ではないが人口400万人はトロントに次ぐ

カナダ2位、パリに次ぎ世界で2番目のフランス語都市でもある。

 

丘下の聖ジョセフ礼拝堂は1942年のネオルネッサンス様式。

ダウンタウンを散歩する、

ビルの陰からノートルダム大聖堂が見えてくる。

1829年完成のネオゴシック様式。

祭壇がブルーだ、

7000本のパイプオルガン、夏場の毎週金曜日はコンサートも

開催される。

ゴシックといえばステンンドグラスだが、このネオゴシック

は天井にまでもが飾られていた。

そうそう地元の大スターセリーヌディオンが結婚式を

挙げましたって。

さすがは大聖堂、立派な外観です。

モントリオールの発見者の名が付くジャックカルティエ広場、

ネオクラシックな建物は旧裁判所だったか、、

線路を横切って、

セントローレンス川、埠頭を散策。

振り返りダウンタウン。

市庁舎周辺で少しのフリータイム。

石畳の路地にクラフトマーケット、

市庁舎前の公園のメープルが紅葉していた。

お昼にチキンがメインの料理を食べて、

高速道路を262㌔、どこまでも平らで直線の道のりだが、

森の紅葉が眠気を飛ばしてくれる。

 

17時、ケベックに到着。

ホテルは巨大な城を思わせるシャトーフロントナック。

夕食は近くのレストランでロブスターを頂いた。