7月13日、セゴビアにて。
マドリッドの北、セゴビアの南に2428mの峰を持つグアダラマ
山脈、ふもとに湧き出る雪解け水がマドリッドで飲む美味しい
水道水の源であり、
セゴビアの町、遠くに見えてきた2000年前水道橋を流れた
水の源だ。
上の水路の長さは17㌔、水源と町の高低差に距離をはかり
勾配をつけながら引いていく導水路は山があれば穴を掘り
谷があれば橋を組む、
丘陵続く地形に山の上のローマの町に引いた水路は、
ゴールまで813m地点で地面から顔を出し1層のアーチは
2層に変わり高さ28mになる、
花崗岩を積み上げただけの水道橋が2000年間完璧に形を
留めていること他、驚きは尽きない。
水道橋が崩れれば間違いなく潰れるすぐ横に15世紀の家屋を
改装し1884年に創業したレストランMeson de Candido、
創業者かな、または子豚の丸焼きの創始者、
そうここでは草を喰む前の乳飲み豚の丸焼きが堪能できる。
レシピは素材に塩、水をパッとふってオーブンに入れるだけ、
ナイフなんか必要ないスプーンを使って盛りつけて行く、
となりの部屋には団体さんだろう、皿がパリンと割れる音が
した。そう丸ごとの豚は平皿でサクサクと切り分け、
そして投げるのだ。
一度食べてみたかった子豚の丸焼き、、、
おっ子豚が、、、
違った、ここはローマの時代あって世界遺産、
ローマの始まりはテヴェレ川に捨てられ、狼に拾われた
ロムルスとレムスによるもの、
乳を飲む双子と水道橋を背にセゴビアを後にする。