4月15日、午後はムツヘタ。
トビリシより北に30㌔、緑豊かな丘陵を進むと、
クラ川とアラグヴィ川の合流地点に人口7000人、
紀元前3世紀から5世紀までの間イベリア王国の首都だった
ムツヘタという町が見えてきた。
この景色は、
山の上に建つジュヴァリ修道院からのもの。
6世紀に建てられた山の上の教会修道院は、
カッパドキアに生まれ若くしてジョージアにてキリスト教の
伝道に尽くした聖ニナが十字架を立てた場所だ。
聖堂内にその十字架。
ジョージアイベリア王国はニノの活動により327年世界で
2番目に早くキリスト教が国教となった。
町へ下る。
古都であり聖地であり、そして若き栃ノ心が歩いた石畳、
今は生まれたてのジュニアが歩いている事だろう石畳。
ここに聖人となるニノの布教後ジョージアに初めて
スヴェティツホヴェリ大聖堂が建つ。今の教会は11世紀に
再建されているが、
そして歴代イベリア王国の王達も眠るが、
なんと!ここにはエルサレムにてキリストの処刑に居合わせた
エリアスなる男が持ち帰ったキリストの上衣の一部がある。
どこにあるかはわからないが、どこかにあると言う巡礼
教会でもある。
今日は日曜日、春を迎え復活祭は終わり、教会では引っ切り
なしに結婚式が行われていた。飲み屋はその後の飲み会で
大忙し。
僕らもエノテカにて夕食を、
ジョージアワインの説明を一通り聞いて、
ついでに試飲までさせてもらって、
ご馳走を頂いた。
愚図ついた空に寒い日が続いたが明日天気になると良い、
明日は大コーカサス山脈に入っていく。