ヨガジャーナルによると…
ハーバード大学の研究者が、10万人以上の参加者の30年間のデータを分析した。
研究対象者は女性70,467人、男性36,464人
1986年の研究開始時、参加者は39歳以上で慢性疾患のない者での研究を行なった。
結論として、「40代以降に栄養価の高い食事をしている人は、そうでない人に比べて、70歳時点でも身体的・精神的健康状態が良好である可能性が43~84%高い」ことが、判明した。
ここでいう栄養価の高い食事とは、身体に良い食べ物という事であって、「カロリーが高い」とが、単に「栄養バランスが良い」ということではない。
同時に、身体に悪い食べ物を取らないということがまず先にあるだろう。
総評として、「トランス脂肪酸、ナトリウム、肉類(特に赤身肉や加工肉)」よりも、「果物、野菜、全粒穀物、不飽和脂肪酸、ナッツ類、豆類、低脂肪乳製品」を優先的に摂ることで、健康的に老化する可能性が高まることを研究者たちは発見した。
「健康的な老化」とは何か?
研究者らは、データベースに登録された自己申告に基づき、「健康的な老化」とは、少なくとも70歳まで生存し、認知機能、精神的健康、身体機能が良好で、糖尿病、心臓病、脳卒中、腎不全、大部分の癌などの慢性疾患に罹患していないことと定義した。
30年間のデータを分析した結果、70歳以上まで病気もなく、身体的・認知的健康も損なわずに生存していたのはわずか9%であった。
健康的な食事パターンを最も忠実に守った参加者は、そうでない参加者と比較して、良好に老化する可能性が43%〜84%高いことが判明した。
健康的な老化の確率が高い食事パターン
DASH食
野菜、果物、全粒穀物を中心に、血圧の上昇の予防や低下を目的とした食事計画、減量にも役立つ。
代替健康食指数(AHEI)
豆類、ナッツ類、野菜を多く摂り、赤身肉や加工肉の量を減らすことを奨励する。
プラネタリーヘルスダイエット
動物性食品を最小限に抑え、果物、野菜、全粒穀物、健康的な脂肪に重点を置いた食事プラン。
肉と乳製品は適度に摂ることができる。
中年期に健康的な食事パターン
特に果物、野菜、全粒穀物、健康的な脂肪を多く含む食事パターンを守っている人は、健康的な老化を達成する可能性が有意に高かった。
出典
https://www.nbcnews.com/health/aging/diet-at-40-better-health-later-rcna159814