野菜不足の人、意外に多いようです。
国が目標値として定めている1日の野菜摂取量は350gですが、実際の野菜の消費量は減少傾向にあり、1人あたりの年間消費量は89㎏(2016年)。
1日平均にするとおよそ276.5gで、目標には届いていない状況です。
厚生労働省の「平成28年国民健康・栄養調査(結果の概要)」によれば、年代別摂取量(※20歳以上対象)が最も多いのは60代男性の309.9gで、最も少ないのが20代女性の228.6g。とくに若年層の野菜不足が目立ちます。
「摂取量」に対する理解度の低さ
農水省によれば、野菜不足を感じている人へどう解決したいか聞いたところ、家庭の食事で野菜料理や使用する野菜の量を多くしたいという回答が全体の49.4%を占めた。
しかし外食や簡単にコンビニ弁当で済ましたりと、家庭の料理で野菜を増やしたいのに、その機会が減っている…
これが野菜不足につながっている原因かもしれません。
よって、今よりも摂取量を増やすには、朝食がカギでしょう。
昼と夜だけで350gを摂ろうとすると大変ですが、朝食も含めることで、目標値をクリアしやすくなります。
ダイエットを成功させたいなら、野菜を十分に食べなければならない!
なぜ野菜は脂肪を減らすのに重要な役割を果たすのか?
野菜はカロリーは非常が低く、野菜100g(生の重さ)は約25カロリーしかなく、多くが水分含有量で、約90%以上を占めます。
同時に、新鮮な野菜にはビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、体のエネルギー代謝を補助し、むくみの解消も期待できます。
大量の食物繊維は血糖値の上昇を遅らせ、脂肪吸収を減少させ、血液や体脂肪のコントロール効果を発揮します。
緑黄色野菜や単色野菜他には体に必要なさまざまな植物化学物質(ファイトケミカル)が含まれており、炎症やがん、さまざまな病気の発生に対抗できるのです。
ダイエット期間中の野菜の選び方は?
●葉物野菜
ほうれん草、キャベツ、白菜などの葉物野菜は
野菜の色が濃い緑や深い黄色に近づくほど、視力の健康に大切なルテイン、ビタミンA、C、ミネラル、鉄、カルシウムも多くなります。
おすすめの食材:ほうれん草、サツマイモの葉、小松菜、キャベツ、ケール
●花菜類
ブロッコリー、カリフラワー、ニラの花、金針菜(キンシンサイ)などの植物の花菜類。
糖質制限ダイエットで非常に人気のあるカリフラワーライスは、米粒状に細かくしたもので、お米のような食感です。
おすすめの食材:ブロッコリー、カリフラワー
●海藻類
海藻類も野菜に属し、昆布、海苔、わかめなどです。
腸を滑らかにし、便通を促進する水溶性食物繊維が豊富に含まれているほか、免疫力を高め、菜食主義者に不足がちなビタミンB12、人間の成長や代謝に不可欠なヨウ素も豊富。
おすすめの食材:昆布、わかめ、海苔
昆布は漢方薬としても利用されています。
●色とりどりの根菜類や果菜類
植物の根(大根、人参など)や果実(ピーマン、ナス、冬瓜、ヘチマ、ゴーヤ、キュウリなど)など、その他の可食部も野菜となります。
赤いトマトは抗酸化作用により癌の予防に、紫色の茄子は炎症を抑え、老化の進行を遅らせる効果があります。
おすすめの食材:色とりどりのピーマン、ナス、トマト、キュウリ
色とりどりのピーマン
●キノコ類
免疫力を活性化し抗がん作用があり、キノコ類の蛋白質の含有量は他の野菜類より高く、食物繊維、カリウム、ナイアシンも豊富に含まれており、ベジタリアンに適しています。
おすすめの食材:シイタケ、エリンギ、エノキ、本しめじ、きくらげ
●野菜と間違われがちな8種類の穀物
穀類に属している食材が多く、カボチャやトウモロコシなど、野菜として食べすぎると、カロリーの摂取過多になる可能性があります。
この記事は、「節食せず、しっかり食べる! 栄養士が提案する効率的な脂肪の落とし方:正しい食事で頑固な脂肪を落とす」から抜粋しています。
以上、KAGOME&大紀元参照
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